進路指導方針

  1. 1年生の進路テーマ 「自己分析と理系・文系の選択」

    進路を考える際に重要なことは,まず自己を分析し,「学力」や「興味や関心」を客観的に捉え,将来の目標を考えていくことです。自分の興味や関心がどの分野にあるのか,それを伸ばしていくために必要な学力は身についているのかなどを,データをもとに把握していきます。1学年では,4月と9月に実施するスタディサポートの結果などをもとに自己分析を行い,2年次からの理系・文系の選択をする際の参考資料とします。担任の指導に加え,全体での進路説明会も実施し,入試全般の流れの中で理系・文系の選択の注意点など最終確認を行います。また,大学に触れる高大連携の一環として,日本大学への学部見学会を行っています。

  2. 2年生の進路テーマ 「大学・学部・学科の理解」

    2学年では, 「12月までに第一志望を決定する」ことを目標とし,1年次で取り組んだ自己分析をもとに,希望の大学・学部・学科などを調べていきます。そのために,夏期休暇中にオープンキャンパスに参加し,レポート作成を全員に課しています。ホームページやパンフレットからは伝わらない実際のキャンパスの雰囲気や模擬講義に触れることで,自分の目指すのにふさわしいかどうか,現実感がさらにわいてくるものです。目標となる大学などが決まると,合格するために必要な学力が具体的になり,勉強の取り組みも自ずと積極的になってきます。3学期には志望理由書講義・トレーニングを行い,自らの言葉で志望理由がしつかり述べられるように準備を進めていきます。

  3. 3年生の進路テーマ 「進路決定」

    3学年では,第一志望に加え,第二志望以下の大学なども検討していきます。1学期に実施する生徒・保護者対象進路説明会では,総合型選抜・学校推薦型選抜・一般選抜の入試制度からその注意点など,全体の流れを詳細に説明します。また,三者面談においては,生徒・保護者・担任が進路情報を共有し,家庭での話し合いが円滑に行われるよう配慮します。特に指定校推薦や日本大学の付属推薦で大学決定を考える生徒は,2学期早々に選考が始まるため,夏休み中に出願計画を立てる必要があります。また,総進•特進コース双方に対し,学力向上に向け夏期講習の内容を充実させ,生徒の希望が叶うようサポートしています。

3年間の進路指導内容

1年次 2年次 3年次

4月

スタディサポート(第1回)

基礎学力到達度テスト

スタディサポート(第1回)

基礎学力到達度テスト

スタディサポート(第1回)

基礎学力到達度テスト

5月

英検準会場実施

共通テスト対策講座開始[特進]

英検準会場実施

進路適性診断

志望理由サポート[総進]

英検準会場実施

実力養成講座開始

進路適性診断

6月

進路適性診断

進路説明会

7月

夏期講習Ⅰ期[特進]

合宿講習[特]

夏期講習Ⅰ期

夏期講習Ⅰ期

合宿講習[特進]

8月

夏期講習Ⅱ期[特進]

オープンキャンパス参加

夏期講習Ⅱ期

夏期講習Ⅱ期

9月

スタディサポート(第2回)

高大接続教育(学部見学会)

スタディサポート(第2回)

大学入学共通テスト説明会

基礎学力到達度テスト

10月

進路説明会

進路説明会

面接指導[総進]

11月

2年次文理選択決定

3年次科目選択決定

特別選択授業開始
(一般選抜対策)

1月

英検全員受験

総合型選抜・
学校推薦型選抜合格者報告会

志望理由書サポート[総進]

実力養成講座開始

英検全員受験

総合型選抜・
学校推薦型選抜合格者報告会

大学入学共通テスト

3月

一般選抜合格者報告会

一般選抜合格者報告会

PICK UP

  • 学部見学会

    1年次に日本大学にて学部見学会を行っています。令和5年度は法学部・文理学部・経済学部・商学部・芸術学部・危機管理学部・スポーツ科学部・理工学部・生物資源科学部・薬学部の中から1学部を選択し訪問しました。模擬授業を受けたり、実験・実習などを行ったりする中で大学の雰囲気を感じつつ、大学とはどのようなものかを体験します。学部見学会で経験した内容は進路ノートに書きとめ、学部を選択するときの振り返り資料として活用します。

  • 進路ノートについて

    全学年とも「日本大学推薦入試情報」・「前年度の指定校推胴一覧」・「進路指導室案内」・「その他入試情報」を載せてあります。その他学年ごとに、1年生は「学部見学会レポート」、2年生は「オープンキャンパスレポート」・「志望理由書資料」、3年生は「志望理由書資料」が加わります。進学に向けた情報を身に着けるとともに、3年間の進路行事を通し,進路ノートにまとめていくことで、着実に進路について考えをまとめていくことができます。