2014.08.15 海外研修
ニュージーランド 語学研修⑰
SOHS Program最終日。初日からこの日まで誰ひとり欠けることなく毎日元気に登校できたことは非常に喜ばしいことです。
最後までeventが盛りだくさんでした。
1st Period Farm Visitng
Sheep & Dairy Farmの見学へと向かいました。狭い柵の中でしただ犬が羊を追う姿も見ることができました。見事に百頭近い羊を誘導していましたが、羊も反撃を仕掛けるなど、興味深い一面も見られました。
Dairy Farmのところでは、まだ産まれたばかりの小さな牛の授乳風景を見学しました。とても強引にミルクを飲ませている様子には驚き、唖然としてしまいました。
SOHSに戻り、2nd PeriodにFarewell Partyで披露するPerformanceの練習と最終確認をしました。5月から週1回練習を重ねてきましたが、こちらに来てから全く触れることができていなかったので、修正をしながら仕上げました。
3rd Period Buddy's class
Buddyと過ごす最後の時間でした。こちらから感謝の手紙や贈りものを渡す前に、Buddyの方から手紙などをもらい、生徒たちは感激していました。Buddyの周りの友達も別れを惜しんでくれています。良い出会いがそこにあって、本当に良かったと思います。一生大切にしてもらいたいです。
4th Period Annual HAKA Competition
年に1度の大事な行事のようです。国の伝統を守ろうとする姿勢が伝わってきます。そんな大切なOpening Performanceを鶴ヶ丘が任されました。昨日のRotary Clubで披露したソーラン節をSOHSの先生が見ており、ぜひHAKAの前にやってくれないかとオファーを受けていました。
全校生徒教職員の前で、昨晩よりもずっと良い出来で、見事にその大役を果たしました。音楽や衣装、掛け声や踊りから、NZのみなさんにも日本らしさが伝わったと思います。たくさんのひ人に喜んで、感謝していただくことができました。
Competitionは全校生徒を4つのHouseに分け披露していきました。歌と振りをMaori専門の先生が評価し、順位をつけていきます。どのHouseも気合が入っていて、踏み込む足に地鳴りがし、体を叩き目を見開き舌を出す姿に、見ていて圧倒されます。
5th PeriodにはHost Familyに渡す手紙を仕上げました。みんな素敵なCardにいくら書いても伝わりきらない想いを、心を込めて文字にしたためていました。
15:10からHost FamilyとBuddyを招待してFarewell Partyが始まりました。
1. Opening Remarks by Principal Mrs. Hutt
鶴ヶ丘生徒に労いの言葉と、ひとりひとりに握手と記念品をいただきました。SOHSのBuddyにもBuddyを引き受けてくれたこと、最後までしっかりやってくれた感謝の言葉を話していました。そしてどちらの生徒に対しても、この出会いを大切にいつまでも続いていくよう願っていました。
2. Free Talk
参加してくれたBuddyやHost Familyと学校では最後の時間を過ごしました。Buddyの中には、バスの時間が迫り、後ろ髪を引かれる思いでサヨナラをしなければいけないこともありました。
3. Performance Time
この語学研修New Zealand Teamが発足してから、ずっとこの日のために時間をかけて練習してきました。初めに"Frozen”を日本語と英語で歌いました。Host Familyの子どもたちも口ずさんでくれていました。
次にマルモリ”、”Joyful"の2Teamに分かれて、踊りを披露しました。音楽と振付のユニークさに興味を持たれたようです。
最後は、何度も練習して、Balcluthaでもたくさんの人に見てもらえたソーラン節。本当によく練習を重ね、Rotary Clubや今日の4th Periodでも披露し、特別な思いを抱いて、いよいよ最後のソーラン節。とても気持ちのこもった、一番のPerformanceでした。
見ているこちらにグッとくるものがありました。
4. Letters
Farewell Partyの山場となる生徒からHost Familyに向けての感謝の手紙です。仕事の関係で全てのFamilyは参加できなかったのが残念です。
言葉にできない想いを届けようと、共に過ごした3週間の全てがこの瞬間に思い出され、声を詰まらせながら涙で言葉にならないながらも、感謝の気持ちを伝えていました。彼らがいかに大きな優しさに包まれていたのか、図り知ることができます。Host FamilyやBuddyも涙をこらえていました。ひとりの人と人の繋がりにおいて大切なことは何なのか、彼らは実感したと思います。人の心は言語も国境も越えられる。それを感じられただけで、このBalcluthaでの日々が輝きます。目頭が熱くなる瞬間ばかりでした。
5. Closing
最後にJohn DouglasからSOHSを代表して、Host Familyへの感謝の言葉と、いつも一緒で気に掛けてくれていた鶴ヶ丘の生徒たちに最後まで優しい言葉を掛けてくれました。みんななかなか帰ることをせずに、その場から離れられないようでした。
これでSOHSでのProgramは全て終了です。Host Familyとは最後の週末が残っています。自分の大切な家族と、どのように過ごすのでしょうか。
残された時間がある限り、この夏に記すべき特別なことが、まだまだ待っているはずです。