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2015.08.17 海外研修

オーストラリア語学研修13

2015オーストラリア語学研修の記録 Last Days

8月16日(日)

とうとうこの日がやってきました。まだ日も昇らず暗い中、グレース・ルーセラン・カレッジに15人の生徒と15の家族が集まります。

私たちの語学研修をずっと横で支え続けてくれたコーディネーターのMasumiさんと、日本語のKen先生も見送りに駆けつけてくれました。

今思えば3週間はあっという間でした。

言葉が通じないことの辛さ、日本とは習慣が違う国で暮らすことへの戸惑い、いつも守ってくれる日本の家族から離れることへのストレス、オーストラリアにいるこの瞬間にも日本では時間が流れていて、そこにいないことへの焦り...。
いつも笑ってばかりではありませんでした。生徒たちなりに、そんな気持ちと戦ってきました。

そして迎えた今朝。

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もう会えないわけじゃないのは分かっているけど...
これが最後じゃないのは分かっているけど...

それはわかっているのに...

こんなに寂しくて悲しいのはどうしてなのでしょうね。


涙を拭きながらバスに乗り込み、
最後に、ずっと私たちのそばにいてくれたコーディネーターのMasumiさんから挨拶がありました。一人一人へのお手紙が付いていました。またまた涙が止まらない生徒たち。
ホストファミリーだけでなく、この3週間、いろんな人が私たちを助けてくれ、支えてくれ、好きになってくれました。

感謝、とか、ありがとうございます、と言葉で言うのは簡単ですが、どうしてもそれだけでは収まらない気持ちに出会うことが人生ではしばしばあります。
まして使い慣れない外国語でなら、なおさらです。
こんなに大好きなのに、こんなにお世話になったのに、自分の気持ちをうまく伝えることができなかったような気がする。その気持ちは、人と人との関わり合いで必ず私たちがぶつかるものです。
それがまた、自分の言葉や表現力を磨きたいという思いにつながります。
ですが、きっとどれだけ勉強しても私たちのその不足感が完全に消えることはないのだと思います。
その穴をきちんと最後に埋めてくれるのは、長い時間がたっても、感謝の気持ちを伝え続けたいその人との繋がりを絶やさないようにすること、それだけだと思います。


時間がたっても、ここオーストラリアで出会った人たちを大切にする、そんな努力ができるみんなであってください。


15人の生徒が本当に大切にされ、ひとまわり大きくなって帰国できることを本当に嬉しく、また誇らしく感じます。

See You Again, Brisbane!

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シンガポール航空でブリスベンを後にし、向かう先はシンガポールチャンギ空港。
短い時間ですが少しだけシンガポールに滞在です。

空港でガイドのアンさんがお出迎え。
ホテルに荷物を置き、夕食です。語学研修最後の晩餐はSteamed Pot(野菜や肉、魚介類の鍋)
久しぶりに食べるアジア料理にみんな大喜びです。
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夕食後はマリーナベイサンズのレーザーショーを見学。有名なマーライオンにも会えました。


ガイドさんによれば、シンガポールは淡路島と同じくらいの大きさしかないそう。その中に550万人が住み、またその人たちのほとんどが複数言語の使い手だとのこと。
きらびやかなイルミネーションでいっぱいの近代的でおしゃれな街並みを作り上げた人々のエネルギーを感じます。オーストラリアとはまた全然違った趣があります。
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ホテルに戻り、就寝。朝も早かったのでみんなすぐに寝たようです。語学研修最後の夜が終わりました。


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8月17日(月) 最終日

ホテルを早朝に出発し、空港にチェックイン。ガイドのアンさん、最後までありがとうございました。また会う日まで!

そろそろ飛行機に乗り慣れてきたのか、出国審査や手荷物検査はみんなスムーズにクリア。行きの時はあんなに危なっかしかったのに...。素直で吸収が速い生徒達です。
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さて、家族や友達が待つ日本に無事帰ってきました。
宿題、部活、現実...それぞれ悩みはあるかと思いますが、
オーストラリアでできた大切な人たちとの、そして3週間を共に過ごしこれまた家族のようになった15人の仲間たちとの思い出を、辛い時には思い出しながら、
みんならしく楽しい毎日をこれからも送ってください。

君たちならできる!


最後になりましたが、この語学研修に関わり、支えてくださった全ての方に心から御礼申し上げます。本当にありがとうございました。

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