お知らせ

2016.08.11 海外研修

オーストラリア海外語学研修⑱

 残すところGLCでの研修も今日を入れて、あと2日となりました。生徒たちも、わずかに残された1日1日を一生懸命に過ごしています。

 

 

1st Period ~ 2nd Period ESL

 

 夕方から行われるFarewell PartyのLetterやSpeechの最終仕上げ、Speechの練習をしました。最後の最後まで心からの感謝を伝えようと言葉を必死に紡ぎ出していました。あれを書けばこれを思い出し、Host Familyとの思い出が多ければ多いほど自分は何を伝えたらいいのか、自分が一番届けたい想いとは何なのか悩んでいるようでしたが、その悩みは輝いて映りました。

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 綺麗にデコレーションをした封筒に自分の想いと手紙を詰め、最後のESLも終わりの時を迎えました。

 

 この3週間、Rowan先生には非常にお世話になりました。とてもゆっくりと、とても分かりやすい英語を話してくれたので、生徒たちもRowan先生の授業に付いていくことができました。いつも笑顔で、いつも柔らかな声掛けでいてくれたので、生徒たちも英語を話しやすかったと思います。ESLを安心して受けられたのも、Rowan先生が毎日必ず全員に話し掛けてくれていたことを始めとして、一人ひとりをきちんと気に掛け、彼らの苦労や状況を理解してくれていたからだと思います。大きな優しさで8人の生徒たちを包んでくれました。ありがとうございます。Thank you, Rowan.

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3rd Period ~ 4th Period Japanese Class

 

 12年生(高校3年生)は、さすが最高学年という貫禄で、日本語を操っていました。Interviewの際、それまで英語で言い直さなければ理解されなかった単語や言い回しも、12年生は当たり前に相槌を打ちながら理解し会話を進めていたのは、さすがだなという感じです。『すみません』『ごめんなさい』『ごめんね』を使い分けているのには驚きました。

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 GLCでは長ければ小学生から日本語を学んでいます。そして12年生になるまで、選択科目として日本語を選択してくれている生徒たちですから、やはりその実力もさることながら、日本に対する興味もとても強く感じます。GLCが隔年で行っているJapan Tourに2年前に参加してくれていた生徒も多数在籍していました。

 鶴ケ丘とGLCが協力しての、チーム対抗Gameが大いに盛り上がりました。

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 日本語での会話をためらうことなく、本当に積極的に鶴ケ丘の生徒たちとコミュニケーションを取ってくれたので、あっという間に友情が生まれたようです。LINEやEmailを交換し、写真を一緒に撮り、わずか40分足らずの時間にも関わらず、教室を離れるのが名残惜しそうにも映りました。本当に嬉しいことですよね。

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5th Period ~ 6th Period  Preparation for Farewell Party

 

 午後の時間は、鶴ケ丘の生徒たちだけで、Partyの準備をしました。

 想いを込めたLetterに封をし完成させ、会場設営をし、飾りつけのために買い出しに行き、折り紙や風船などで装飾をしました。PerformanceとSpeechの最終チェックを終えれば、あとはHost Familyを待つのみです。みんな楽しそうに、テンションも高めで明るく協力して作業をしていました。本当にいいチームです。

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 6時開始のFarewell Partyに合わせて、続々と家族が来てくれました。

 

 

FAREWELL PARTY PROGRAM

 

1.  Opening Speech

 GLCの校長、Mrs. Butlerより、開会の言葉をいただきました。この3週間、文化の違う生活の中で一生懸命頑張った生徒たちに温かい言葉をかけてくれました。また、Host FamilyやこのProgramを支えてくれている全ての関係者に対して、感謝を述べられました。

 

2.   Dinner Time
 お腹が空いていては、何も頭に入ってこないですよね。まずはお腹を満たしましょう。ということで、初めて8人全員とHost Family揃っての食事となりました。生徒たちは、他のBuddyや色々な家族と交流を持つことができました。互いの家族には今まで会うことがありませんでしたからね。
 PizzaやLamington(Australiaの伝統的なケーキ)をお箸で食べるJapaneseたちに、興味津々だったようです。
 お喋りをして、たくさん写真を撮って、ワイワイにぎやかな時間となりました。
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3.  ESL Certificates
 3週間のESLの修了証書と記念品を、Rowan先生から頂きました。一人ひとりの温かい握手の中に、ありがとうの気持ちがこもっていたように思えます。
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4.  Performance

 数カ月もの間、練習を重ねてきたPerformanceもいよいよ本番の時を迎えました。何をするのか、初めはみんなで悩んで、なかな決まらずにいた時期もありましたが、ようやくここまでたどり着きました。

 

 4.1  ソーラン節

 ソーラン節は、今までで一番の姿を見てもらうことができました。良いものを届けたいという気持ちがこもっていて、よく声も出ていました。間違ってしまった時のはにかむ笑顔が、その一生懸命さを映し出していました。なんてことはないただのソーラン節ですが、彼らが時間をかけて作り上げてきたものです。Host Familyにはそれが伝わっていると思います。

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 4.2  PERFERCT HUMAN

 TANAKAがNAKATAになりきって、全員でキレッキレのダンスを披露しました。会場は大ウケ。誰もが笑い、ついつい肩でリズムを取ってしまっているようでした。

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途中からHost Familyにも参加してもらい、数十名で

 

 

『I'm a perfect human.』

 

 

とても楽しく、キラキラした時間が流れていました。大成功でした!みんな、良かったね。

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5.  Speeches & Letters

 Host Familyへの想いを伝える時です。今日までHost Familyはいつも自分たちのことを気に掛け、優しさを与えてくれました。綺麗な景色を見させてくれた、色んな所に連れて行ってくれた、美味しい料理を作ってくれた、アイスクリームを買ってくれた、一緒に遊んでくれた、一緒にテレビを見てくれた、つたない英語を理解しようとしてくれた。挙げてみればきりがないほどです。

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 涙をこらえきれず、言葉に詰まることもありました。言葉を届ける度に、家族と過ごした時間がよみがえります。今まで与えられてきた優しさの大きさにまた、その時気付かされていたのだと思います。美しい涙が、頬を伝っていました。

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 見守るFamilyの眼差しは優しく、彼らもまた、こらえきれないものが見えたように思います。生徒たちの素直な言葉に笑い、家族を想う気持ちに心を打たれていたはずです。

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6.  Closing Speech

 このProgramをコーディネートしてくれていたMs. Wittwerから、鶴ケ丘の生徒たちやBuddy、Host Familyへの感謝の言葉をいただき、Farewell Partyも終了となりました。

 

 

 

 明日がGLCへ登校する最終日になります。何をするにも、全てに最後が付く時となってしまいました。Buddyとの授業も最後となり、Buddy以外の友達とは、明日でお別れとなってしまいます。

 

 本当に多くの素敵な生徒たちに巡り会うことができました。Buddy's Classで出会った生徒、Japanese Classで出会った生徒、Morning TeaやLunchで一緒にいてくれた生徒。海を越えたたくさんの友情に囲まれたことは、生徒たちの一生の宝物になります。

 

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 明日もまた、別れが寂しいと思える幸せを感じながら、今この時を大切に過ごしてくれたらと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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