2019.08.13 海外研修
2019 New Zealand 海外研修 ⑭
Aoraki/Mt. Cook 1 Day Trip
Fairlieはいつものように快晴です。Aoraki/Mt. Cookの方は予報を調べると、晴れやら曇りやら雪やらで何を信じていいのか分からなくなりますが、11人全員で、いざ世界遺産Aoraki/Mt. Cookへ!
(Aorakiとはマオリ語でのMt. Cookの呼び名。標高3754m。)
Lake TekapoとLake Pukakiの、それはそれは美しい風景を横目に、順調に車を走らせていきました。
眼前のAoraki/Mt. Cookには雲が覆い、その姿を現してはくれません。雲行きが怪しくなり、さらさらと粉雪が舞い始めました。
初めに訪れたのは、VillageにあるMt. Cook School。全校生徒11名と、とっても小さな学校です。
Welcome ceremonyとして、NZの伝統的な歌と踊りを披露してくれました。小さな子たちが人数は少なくとも、たくさん練習をしてくれたのだと思います。綺麗な歌声と力強い威勢、私たちのために、その懸命な姿が心を打ちました。
鶴ヶ丘からは、こちらもTraditional dance、お決まりのソーラン節をやらせてもらいました。喜んでくれたのか、一緒になって『どっこいしょ どっこいしょ』を踊ってくれようとしました。
Morning Teaのスナックタイムを一緒に過ごし、とても打ち解けたようです。子どもたちはどこへ行っても、鶴ヶ丘の生徒たちの中に飛び込んできてくれます。言葉などcommunicationのための1つの道具でしかなく、言語は違えど本当に大切なのは、相手への興味や受容する気持ちだったり、違いを尊重することであったり、それがまず根底にあるのだなと、子どもたちの純粋な姿を見て気付かされました。
人の心の美しさに触れた気がします。
snackをシェアしたり、ゲームで遊んだり、お喋りをしたり、笑顔の絶えない楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。
私たちが帰ろうとすると、生徒たちの手を取り、胸に飛び込んできて、最後まで手を振って見送ってくれました。学校の外に出てからも、窓越しに小さな体が並び、いつまでも手を振り続けてくれました。ほんの1時間ほどの滞在でしたが、胸を打つ光景でした。
心もお腹もエネルギー補給をした後は、トレッキングです。雪道を歩き、Kea Pointというところまで、歩いてきました。往路は風下に遭い、もろに風を受けながらの歩みになりましたが、力強く一歩一歩進んでいきました。逆に復路は幾分楽に歩くことができ、"ランナーズハイ"ならぬ"マウンテンハイ"でしょうか、何故か分かりませんが『ポーニョポーニョポニョさかなの子♪』と歌いながら雪道を辿って行きました。New Zealandで雪に覆われたアルプスの絶景を目の前にすれば、それはテンションも上がります。
美しい風景は、気持ちを高揚させてくれますね。
雲がかっているとは言え、移り行く景色は常に荘厳で、今だからこそ見える、ここでしか見えない瞬間の数々でした。
(夏は世界中の人で溢れかえり、車での乗り入れすら禁止されるようです。こんなに堪能してトレッキングだなんて、絶対にできないですね。)
New Zealandでの冬の雪道トレッキング、一生モノの思い出ですね。
Aoraki/Mt. Cookを後にし、Twizelという町で昼食を取ろうとしておりましたが、車内ですでに食べ終えてしまっていたので、自由に散策をしていました。
そこでまた見つけてしまった、公園。そして遊具。あの時のようにみんなで遊んではしゃぎ倒しました。いいですよね、こうやって、みんなで『遊べる』って。学校や部活や色々な忙しない日常から離れて、自然の中で思うがまま、自由な自分でいられるって。そしてそんな時間に、想いを共有できる仲間がいてくれるって。
彼らの笑顔もまた、美しく輝いていました。
16:00にTwizelを後にし、Lake Tekapoへと向かいました。Fairlieからほんの30分ほどのLake Tekapoへは、すでにMackenzieのイベントやHost Familyと何度か来たことがあるようで、多くの生徒たちがお土産屋さんで品定めをしていました。
買う気があるのか試食をし、それを見つけて(試食)させろとばかりに近づいて、商品説明耳を傾け即決し、なりきり商品紹介しますよと、ワイワイとNZ Goodsをあさっていました。
よい買い物ができたようです。彼らが何を手に入れたのか、楽しみにしていてください。
今夜の夕飯は、みんなで『湖畔』でとりました。その名の通り、Lake Tekapoの湖畔というBest locationにある日本食のレストランです。日本人のStaffばかりのお店なので、"本物の"日本食に舌鼓。
久々のお刺身に、カッリとサックっと揚げ物に、お味噌汁の染みわたることと言ったら。。。NZは素晴らしい国ですが、食に限っては日本に軍配かしら。日本で生まれ日本で育ちましたからね。体はいつまでも故郷を覚えています。
日本の食は、味も見た目も美しいですね。
外もすかっかり暗くなり、19:30にMackenzie Collegeへと戻ってきました。
遅い時間になってもHost Familyはみんな迎えに来てくれていました。
明日から最終日までMackenzie Collegeでの研修です。1日1日のスケジュールを着々とこなしていく傍らで、刻々と過行く時間は、着実にその時の鐘の音を鳴らそうと迫ってきます。
残すところあと3日。明日もまた、たくさんの美しいものに出逢える1日になるといいですね。