お知らせ

2016.06.21 お知らせ

「トビタテ!留学JAPAN」に本校生徒が選ばれました!!

 文部科学省と民間企業が協力して若者の留学を支援する「トビタテ!留学JAPAN 日本代表プログラム【高校生コース】」に,本校2年の船田美咲が選ばれました。

 来月から約1年間のアメリカ留学を決意した船田が,上記プログロム第2期派遣留学生に応募し,書類選考や面接を経て,採用が決まりました。文部科学省が公表した選考結果によると,全国から2057人の高校生が応募し,510人が採用されたということです。

 6月11日(土)には,文部科学省にて壮行会及び事前研修会が開催され,馳浩文部科学大臣や支援企業の方々より激励のお言葉を頂きました。帰国後,一回りも二回りも成長した姿で再会する日を楽しみにしています。トビタテ!船田!

 

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<馳文部科学大臣と一緒に>

 

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<馳大臣と本校校長と一緒に>

 

 

『トビタテ!留学JAPANに寄せて』

2年 船田美咲

 

 「トビタテ!留学JAPAN」は「全ての意欲ある学生に留学の機会を」として,2013年10月から官民協働で始まった取り組みです。行き先も目的も自由。さらに学力や語学力も問われません。必要なのは留学に対する,熱い情熱です。私たちトビタテ生には期待されているものが3つあります。留学を通じて成長し将来のグローバルリーダーを目指すこと,留学中に日本の大使として日本の良さを発信すること,帰国後に留学生増加を目指し留学の伝道師として活動すること。この3点です。

 文部科学省で行われた壮行会の中で,トビタテのプロジェクトディレクターの方から,とても印象的なお話を伺いました。それは「20代のうちに3回留学をしなさい」というものでした。これを聞いて,驚いた方も多いのではないでしょうか。しかしこれからは,それ程の頻度で留学を体験し海外を見なければ,世界の変化にはついていくことができないのだとおっしゃっていました。そのために国は現在,留学そのものを今より当たり前のものにしようと働きかけています。ちょうどディズニーランドに遊びに行くような感覚で留学に挑戦できる社会を目指しているそうです。ところが依然として,留学には費用という大きな壁が残っていると感じます。ですから,このトビタテの奨学金を活用して,是非より多くの人に海外へ飛び込んでいって欲しいと思っています。留学を決心することも,トビタテ合格のために準備をすることも,決して容易いことではありませんし,中途半端な気持ちでは成功することはできません。しかし,トビタテは意欲があれば,どんな学生にもチャンスを与えてくれます。

 私は7月末から来年6月上旬まで,11ヶ月間アメリカで過ごしてきます。ホームステイをしながら現地の高校に通い,現地の高校生と共に全ての授業を英語でこなすことになります。この留学に期待するものは,日本とは全く異なる教育体験です。欧米の教育は生徒が主体的に参加して,対話形式で授業が進められ,定められた解のない問題をみんなで議論するのが一般的です。また欧米には,日本のような大学入試や受験戦争といったものもありません。具体的な例を数学で挙げてみると,テストに教科書,ノート,計算器の持ち込みが可能であったり,2X=6という方程式を高校生が真剣に考えていたりします。これだけを聞くと,あまりハイレベルな教育をしているようには思われません。しかしこれは単純に「教育」への考え方やシステムが日米で大きく違っているだけで,決してアメリカの教育が劣っているわけではないと思います。そんな教育をアメリカで体験してみたいのです。また英語「を」学ぶのではなく,英語「で」学ぶという経験を通して,語学だけではなく文化や生き方,考え方の違いまで学んでいきたいと思っております。

 不安がないと言えばもちろん嘘になりますが,今はこれから挑戦していく新しい世界にただ胸を膨らませている毎日です。留学は楽しいことが1,2割,残りはとにかく辛いものだとよく聞きます。しかしそのような苦しい環境に自ら身を置くことで,精神的に大きく成長して帰ってこられると信じています。帰国後はアメリカで学んだこと,体験したことの多くを,様々な面から皆さんに発信していきたいと考えています。

 

 ※ トビタテ!留学JAPANについての詳細はこちらをご覧ください

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