お知らせ

2022.03.31 校長通信

校長通信29号

 校長通信29号

 

 皆さんこんにちは。 

 本校では、コロナ禍を長距離マラソンにたとえながら、相手を思いやり、声を掛け合ってきました。これまで厳しい道もありましたが、ここまで大きな事故もなく走ってこられました。これも全生徒・全教職員及びご家族のご協力とご支援の賜物と改めて感謝申し上げます。

 

 今回は令和3年度の卒業式での式辞の内容の一部と、偶然卒業生から就職の報告を受けたやり取りの中で頂いた、後輩へのメッセージをご披露したいと思います。

  

 まず、式辞から2点紹介します。

「私たちを健康に幸福にするのは、良い人間関係に尽きる」

 これはハーバード大学で約80年間に渡り724名の追跡調査で判明した究極の結論です。私たちに健康と幸福をもたらすのは、名誉でも地位でも財力でもなく人間関係であったというとてもシンプルな結論です。

 

 「かくも短き人生に、争い、謝罪し、傷心して責任を追及している時間などない。愛し合うための時間しかない。それがたとえ一瞬に過ぎなくても」               

 これは、『トムソーヤーの冒険』 などでおなじみのマーク・トウェイン氏が残した言葉です。 

 

 式辞の中では、これらを引用しながら、今後も分かり合えないことを前提に、どんな場面でも、臆さず「対 話」から積極的に良い人間関係をつくる努力をして、幸せになって欲しいと伝えました。 

 本校の3年間でも、様々な出会いがあったと思います。絆を深めながら良い人間関係を築き、それを糧に今後の道を拓いていくことを今までも願ってきました。

 

 次に、偶然にも今回の内容につながるエピソードを持っている同窓生を紹介したいと思います。

 2016年度卒業の寺澤さんです。寺澤さんは、特進コースに入学し、縁あって私自身数学を1年間教えることになりました。当時の彼女は、本校が第1志望校ではなかったことなどから自分の殻に閉じこもってしまい、担任をはじめ周囲では大変心配をしていた生徒です。しかし、鶴高での様々な良い出会いに支えられ大きく成長し、充実した3年間を過ごし筑波大学へ進学を決めました。

 寺澤さんのメッセージはこちらからご覧ください。

 

 いよいよ令和4年度の新入生を迎えます。生徒たちを尊重しながら、より良い人間関係を構築する努力をし、主体的・協働的に学ぶ・考える・道を拓く生徒たちに寄り添っていく『チーム学校』でありたいと改めて感じた次第です。

 

       鶴高生 天翔けりゆく 鶴のごとく 未来を信じて 頑張っていこう!!

 

             

     

 

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