お知らせ

2022.10.05 在校生のみなさまへ

図書館から秋の読書月間

こんにちは。鶴高図書館です。

10月となり、館内も秋の装いに模様替えしました。

読書週間を前に「秋の読書祭り」を開催中です。これを機会にこれからは不定期とはなりますが、

先生方から寄せられたオススメ本や、書架の奥に眠る魅力的な本を紹介させて頂きます。

まずは校長先生おすすめの2冊。ちなみに校長先生の専門は数学です。

『一度読んだら絶対に忘れない物理の教科書』(池末翔太・SBクリエイティブ株式会社)

内容は、第1章力学、第2章熱力学、第3章波動、第4章電磁気学、第5章原子物理学。作者は「はじめに」を

「公式を丸暗記しては絶対にダメだよ!」という言葉から始めます。そして「物理の勉強で最も重要なのは、「物理の木」の「幹」を理解することです。「幹」とは、公式が生まれた背景、つまり「ストーリー」です」と続けます。「ストーリー」、それはこの本にとってのキーワードです。なぜならこの章立てこそが、物理研究の歴史そのもの、つまり「ストーリー」なのですから。

校長先生はこの本に次のような言葉を寄せられました。

「物理とは数学と違って1つの物語を読み解くように理解できる教科です。ぜひ理系選択ではない“君”にも読んでほしい本です。」文系の皆さん、チャレンジしてみてはいかがですか。

「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』(末永幸歩 ダイヤモンド社)

この本は1枚の絵から始まります。クロード・モネ「睡蓮」。そして作者は「美術館に来たつもりになって、「鑑賞」してみて下さい。」と我々読者に語りかけます。優しい口調に気を許してはいけません。読み進めていくと作者の厳しい言葉が待ち受けています。「じっと動かない1枚の絵画を前にしてすら「自分なりの答え」を作れない人が、激動する複雑な現実世界のなかで、果たしてなにかを生み出したりできるでしょうか?」と。ん~~。言われてみれば、確かに。

校長先生の言葉。「ビジネスだろうと学問だろうと人生だろうと、こうして「自分のものの見方」を持てる人こそが、結果を出したり幸せを手にしたりしているのではないでしょうか?」。「自分なりの答え」を作りたい人、手にとってみて下さい。

今回紹介した2冊は図書館入って左側「先生のオススメ本コーナー」にあります。

 

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