学校生活
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校長通信

『校長通信』 第11号

2019. 3/6

いよいよ、進学・進級など節目の時期となりました。私も含めて「チーム鶴ヶ丘」は、それぞれがメタ認知能力を働かせて、しっかり振り返りをしていきたいと思っています。

 

先日、昨年ニューヨークのHamilton Collegeに進学した船田美咲さんから、熱いメッセージが送られてきました。

  メッセージはこちらをクリック⇒船田さんからのメッセージ

船田さんは、最初のタームでの努力が評価されて、早くもDean’s List(優等生名簿)に載りました。また、在校生を含めた後輩たちの中からもトビタテ留学Japan等の留学や海外入試に挑戦する人が、少しずつ増えてきています。今後本校では、環境を整備してよりサポートを充実させていこうと考えています。

 

さて、日本大学では、昭和58年から文芸コンクールがスタートし、今年で36回目を迎えました。当時の日本大学総長である鈴木勝先生が「本学付属生徒の国語力向上の一環として、表現力を養い文芸作品の創造意欲を高め、併せて高校間の交流と親睦を図る」という目的を最初の文芸コンクール作品集の巻頭言に書かれています。応募作品は、昔から変わらない詩・短歌・俳句・小説・読書感想文です。

  

更に本校では、平成15年から『鶴創』を発行しています。これを発行してきた目的は、一つは日本大学文芸コンクールに応募した作品を残しておきたかったこと、二つ目は校内選考に残り得る作品の具体的レベルを示すことにより、文芸コンクールへの意欲を高めていきたいとの諸先輩の先生方の思いからでした。

 

今回のコンクールにおいて本校からは、詩・短歌・俳句の部門で6名の生徒が入賞しました。読書感想文では入賞は逃しましたが、とても心に響く良い作品に出会えました。主人公の気持ちを通して、現在の自分と照らしあわせてみながら、自分の生き方を考えているとても素直な文に感動しました。

 

本年度の『鶴創』の巻頭言では、数学者であり随筆家の岡潔氏の著書の言葉を引用させていただきながら書きました。「・・・心の芽は外からの塵にもまれるが、それだけではなく、自分のなかから悪いものができてきて、そのために悪くなる。・・・」その芽を保護するだけではなく、もう一つ大事なことは絶えず「きれいな水」を注いでやることであろうと、おっしゃっています。この「きれいな水」とは、先人たちの残してくれた文化の水、例えば先人の残した学問、芸術等であるとしています。

 

目の前にいる生徒達には、常に多くの本や真の芸術作品に触れてほしいと願っています。

この『鶴創』は、同級生・先輩・後輩からのみずみずしい豊かな感性に触れるよい機会と考えてください。

 

人のことを慮れる優秀な頭脳と、柔らかい心をもって、幸せに生きていってほしいと心から願っています。前回、今後の社会に開かれた教育について書かせていただきましたが、教育の現場で前提となるのは、小手先の技術、知識をもって数値で出来ていることを測ることではなく、我々もこの頭脳と心をもって、目の前にいる生徒に向きあうことが大切です。

 

生徒諸君!! 人のことを慮れる優秀な頭脳と、柔らかい心を持とう