学校生活
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校長通信

『校長通信』 第8号

2018. 9/15

 こんにちは。今年の夏は、大変厳しい暑さとなりました。

 さて、今回は本校の生活相談室の歴史と取り組みについて、お話をしていこうと思います。

 本校の生活相談室が開設されたのは、昭和39年で記録には、その当時としては大変画期的なことであったとあります。その後、昭和48年には専門のカウンセラーを迎えて、本校担当教諭の再学習も始まりました。

 また、日本大学では昭和46年に学生相談研修会が、昭和48年にインテーカー研修が開始され、昭和57年からは付属教員も参加ができるようになりました。インテーカー研修とは日本大学独自の生活相談の研修で、講義やロールプレイをもとに、体験的にカウンセリングを学ぶことができるようになっています。

 私自身も、この研修に参加し日本大学インテーカーの認定をうけ、生活相談の担当として派遣されていたカウンセラーとともに、様々な生徒の心の問題に向き合い対応させていただきました。現在付属の教職員は 385名 がこの認定を受けており、そのうち本校では 37名 が認定者です。

 生活相談の担当者として心の問題に向き合ったことで、私自身教員として大きく幅を広げることができ、その後の生徒に寄り添う姿勢や考え方を変えることができました。さらに、ちょうど子育て奮闘中だったので、母親としての成長も同時に感じることができたと思います。

 ある心理学者が、「どんな人間も、成長しよう、自分のもてる力を存分に発揮しよう、という動機づけをもった存在である。」と言っていましたが、これを受けると教育の基本は、「生徒が、自身が持つ力を発揮する勇気づけをどれだけできるか」になるのではないでしょうか。

 木は光を浴びて育ち、人間は『言葉』を浴びて育ちます。そして学校教育においては、いろいろな教師たちのいろいろな教育方法・教育理念が『言葉』となって生徒にそそがれます。その中には自分に合ったものや協働を促すものがある一方で、対立するものや葛藤を呼び起こすものもあるでしょう。しかし、それらをも含めたものが生徒を成長させていくと考えています。

 本校では、分かり合えないことを前提とし、『対話』を通じて、私自身も教職員に寄り添いながら一緒に成長をし、変わっていきたいと考えています。

 一人ひとりが強い意志で、反省を踏まえて『変わる』ことを望み、一つでもよい行動を起こせることが、自分はもとより、学校や社会ひいては日本や世界を変えられると信じています。生徒諸君にはそれらを力強く行い、そして、 になってほしいと切望しています。

 諸先輩の先生方から受け継いだ生活相談室開設時の思いと、スクールカウンセラーとの連携も踏まえて、「チーム鶴ヶ丘」として今後も生徒達に寄り添っていけるよう、これからもしっかり目指していきます。