2025.08.19 海外研修
2025 Australia 海外研修 Day ⑳【国際交流】
今日からしばらく雨予報が続いているため、厚い雲に覆われた朝を迎えました。必死に差し込もうとする太陽の光が、どこか自分たちの心模様と重なるようにも感じます。
今日は終日St. Paul Lutheran Primary School Visitになりました。正確に言えばGLCの小学校ではないのですが、Graceと同じLutheran Church系の学校になりますし、先日訪問したGrace Caboolture Campusと隣接していますし、系列の仲間のような学校と言えます。
St.Paulの日本語の先生であるLana先生は、以前GLCに勤めていたこともあり、GLCと本校との関係をよく知る方です。日本で勉強をされた経験があり、Grace Japan Tourで日本を訪れ、鶴ヶ丘に来てくれたこともあります。
いろいろな学年の児童たちが、授業のたびに入れ替わり立ち代わりやって来ては、有り余るほどのエネルギーを鶴ヶ丘の生徒たちにぶつけてくれました。授業が終わるたびに、生徒たちは普段は見せない“疲れ”が浮かびます。
キラキラした純粋で真っすぐで澄んだ瞳で話してくれるだけで、胸があたたかくなりますね。
Session 1
最初はYear 4(小学4年)の児童たちがCampusを案内してくれました。ハッキリとした口調で堂々とそれぞれの場所を説明する姿に感心感心。オレンジやバナナ、〇〇ベリーの木もありました。
Session 2
別のYear 4年生のクラスとは一緒にPhoto Scavenger Hunt。
校内を駆け回りながらお題に合うものを探して写真を撮影します。
児童たちに連れまわされ、大変です。😅
Morning Tea
Year 6(小学6年)の児童たちにFairy Bread の作り方を教えてもらいました。
作り方と言っても、パンにバターを塗り、カラフルなお砂糖を散りばめるだけ。
誰でも作れて見た目も華やかなので、子どもの誕生日などでは鉄板の一品のようです。
甘くておいしく、4枚もいただいてしまいました!😋
もうFairy Breadにするのが面倒になって、そのままいただいてしまいました!😆
お喋り弾む、Fairy Bread Partyとなりました。🎉
“日本に戻ってもFairy Breadを楽しんでね”というMessageのある100s&1000sをお土産にいただきました。
Session 3
教室に戻り、今度はYear 1(小学1年)との交流です。Australia&Japan QuizをもとにしたBINGO大会の開催です。
”What is the capital of Australia?” の問いに、間髪入れずに飛び出した答えは “NEW YORK!!!!!”
我先に答えたいと上げた小さな手が、背中までそり返して答えようとする姿が、とても愛らしいです。
こうして日本について学んで、興味を持ってもらえるようになるのは嬉しいですね。
Session 4
Year 1の児童と、工作をしました。何ができるのでしょうか。
何だ?
何だ何だ?
コアラのBookmark(しおり)だったんですね。
Lunch Time
外に出ると、うわ~~~~~~~~~っと集まった児童たちに一瞬にして囲まれました。
もう元気いっぱい!ダイヤモンドでも入っているかのように眼を輝かせてノンストップで話し掛けてくれます。
はじける笑顔で正面からぶつかってきます。その純粋さに、心が潤います。
Session 5
最後は、Year 2の皆さんに向けて、ソーラン節を披露しました。
実はこのソーラン節、5月下旬からみんなで練習してきました。パフォーマンスの機会を今や遅しと待っていたはずです。さぁ、キレッキレのソーラン節、子どもたちに見せてあげましょう。遠く海を渡ってきた、こんなお兄さんお姉さんになりたいと思わせてあげることこそが、私たちの責務だから。
うん、大丈夫。実に味わいのあるパフォーマンスでした。衣装も音楽も踊りも、日本っぽさというものに、十分喜んでくれたはずです。クオリティはまだ100倍上げられるはずですので、本番となる明後日のFarewell Partyで、みんなで自信を持って威勢よくバシっと決めましょうね!
St. Paulを後にするときにも、子どもたちは最後まで見送ってくれました。
Graceと同じように、本当に多くの児童が迎え入れてくれて、すれ違う子どもたちみな、『コンニチハ~、コンニチハ~』と手を振って挨拶をしてくれます。ハイタッチをしてくれます。とお~~~くの向こうからも笑顔で手を振っては『コンニチハ~』をしてくれます。
児童たちの純粋さに、その真っすぐさに、今日1日、心洗われる想いだったと思います。
GLCを15人で過ごす時間も、残すところあと2日です。
『話してることが聞き取れるようになってきて、話せるようになってめっちゃ楽しい。』
『学校で私を見ると話しかけてくれる人が多くなってきてすごくうれしい。』
『最近家族にお父さんお母さんに会いたい?とかさみしくない?と言われるが、全然そんなことないよ‼︎むしろホストファミリーとはなれるほうがさみしいわ‼︎』
『さみしいよ。残りの日々をかみしめて生きます。泣きそう‼︎』
『こんなにも優しくしてもらえて本当に良きファミリーと出会うことができたなとしみじみ感じます。』
『今の生活が当たり前になっちゃってるけど、もうこの先会えないかもしれないと思うと、悲しくなる。』
『今週で最後の学校でとても悲しいです。』
『家族も別れが近づいていることに悲しいことを伝えてくれた。別れを告げる重さを感じた。』
『夕飯の話題が残りの日数になるのが悲しい。』
彼らが書き記した想いの数々です。
残された時間の現実を目の当たりにした、心の揺れ動きが表れています。
始まりがあれば必ず終わりがあり、終わりがあるからこそ、この瞬間が美しく輝くのでしょう。
いずれ訪れるその時を、終わりではなく新たな始まりとして迎えられるよう、時の扉に誓いを刻んで。