お知らせ

2026.04.25 卒業生の活躍

【卒業生の活躍】佐々木公大さん(民間企業・海外勤務を経て母校へ)

▶民間企業・海外勤務を経て母校へ。経験豊富な佐々木先生が語る「チーム鶴ヶ丘」の魅力と、働くことの楽しさ

本校を卒業後、大学進学、民間企業での勤務、そしてインドネシアでの教育活動を経て、今年度から非常勤講師として母校・日大鶴ヶ丘高校に戻ってきた佐々木先生にインタビューを行いました。

さまざまな世界を見てきた佐々木先生だからこそ語れる、鶴ヶ丘の魅力と、これからの高校生に伝えたいメッセージとは?恩師であるA先生が迫ります。

 

▶落ち着きと活気が共存する「チーム鶴ヶ丘」の温かさ

A先生(インタビュアー):

本日はよろしくお願いします!まずは、高校時代のお話から聞かせてください。そもそも、日大鶴ヶ丘高校に入学しようと思ったきっかけは何だったんですか?

佐々木先生:

中学3年生の夏休みに、学校見学に来たのがきっかけです。ちょうど野球部が甲子園に出場した年でした。ガヤガヤしすぎている雰囲気は苦手だったのですが、鶴ヶ丘に来てみたら「すごく落ち着きがありつつも、みんな楽しそう」という印象を受けたんです。

「甲子園に行っているから、みんな応援に行っていて学校にいないんですよ」と聞いて、勉強もスポーツも、学校全体で楽しめる雰囲気を感じ取り、「ここ、なんかいいな」と直感しました。

A先生:

実際に入学してみて、ギャップはありませんでしたか?

佐々木先生:

ギャップは全くなかったですね。予想通り落ち着いていて、みんなのびのびと自分のやりたいことに取り組める環境でした。

私はアメリカンフットボール部に入部したのですが、部活でもクラスでも、「みんなで一緒に頑張ろうぜ」という土壌が鶴ヶ丘にはありました。途中でフェードアウトしたくなるような時も、みんなと離れるのはつまらないなと思えて、3年間やり切ることができました。

A先生:

高校生活で一番印象に残っているエピソードはありますか?

佐々木先生:

アメフト部で3年生の秋、関東大会出場をかけた試合に勝った時のことです。引退試合になるかもしれないというタイミングで、ふとスタンドを見ると、クラスの同級生や先生方が、フィールドまで応援に駆けつけてくれていたんです。

それまでは自分たちのために練習していましたが、「応援してもらうためには、普段の学校生活や文化祭などの行事にも率先して協力することが大切だ」と先輩から教わっていました。その結果として、みんなが応援に来てくれた。一つの目標に向かって周りの協力を得るためにどうすべきかを考え、それが実を結んだ瞬間は、本当に嬉しかったです。

A先生:

それは素敵なエピソードですね。当時の校長先生が始業式で「周りを見てください、先生たちが立っていますね。これが『チーム鶴ヶ丘』です」と仰っていましたが、まさにそれを体現していますね。

▶民間企業からインドネシアへ。広がるキャリアの選択肢

A先生:

大学は法学部へ進学されましたが、そこから民間企業に就職した経緯を教えてください。教職課程も取っていましたよね?

佐々木先生:

実は小学生の頃から「先生っていいな」と漠然と思っていて、大学でも教員免許は取得しました。ただ、当時は「先生になるのは難しそうだな」という思いもあり、まずは色々な業界や価値観を知ることができる「人材業界」の営業職に就職しました。

そこで丸3年、人材派遣や海外人材のサポートなど、企業の採用活動全般に携わり、社会人としての基礎を徹底的に学びました。

A先生:

そこからなぜ、海外(インドネシア)へ行くことになったんですか?

佐々木先生:

実は高校時代の修学旅行(カナダ)が中止になり、大学時代の留学もコロナ禍で中止になってしまい、「どうしても海外に行きたい!」という悔しい気持ちがずっとあったんです(笑)。

社会人として海外人材のサポートをする中で、現地の生活や文化を知らずに提案している自分に違和感を覚え始めました。そんな時、以前からブックマークしていた「インドネシアの高校へ日本語教師のアシスタント(ALT)として行くプロジェクト」を思い出し、思い切って会社を辞めて飛び込みました。

A先生:

すごい行動力ですね!実際にインドネシアに行ってみてどうでしたか?

佐々木先生:

日本人が私1人という環境での生活は間違いなく勉強になりました。何より、現地の高校生たちと一緒に過ごす中で、彼らがとてもピュアに「先生、これ何?」と聞いてくれる姿を見て、「そういえば自分、昔『先生っていいな』と思っていたな」と、心の奥底にあった気持ちが呼び起こされたんです。

▶目が笑っている毎日。教員としての喜びと今後のビジョン

A先生:

そして帰国後、タイミングよく母校で教えるご縁があったと。実際に教壇に立ってみて、いかがですか?

佐々木先生:

本当に、毎日が楽しいです!

生徒たちの表情は毎日違います。昨日は眠そうにしていた子が、今日は目を輝かせて聞いてくれたり。自分の投げかけに対して、生徒からリアルな反応が返ってくる50分間は最高ですね。

サラリーマン時代と比べて、今は「自分がなぜここで働いているのか」という目的が明確なので、心の底から笑って仕事ができていると感じます。

A先生:

今、生徒たちに一番伝えたいことは何ですか?

佐々木先生:

社会科・公民科の教員として、「社会に出て働くことって、意外と悪くないぞ、楽しいぞ」ということを伝えたいです。高校卒業がゴールではなく、その先の人生にはいろんな可能性が広がっています。失敗してもいいから、いろんな人の話を聞いて、予想もしていなかった面白い人生を見つけてほしいですね。

A先生:

佐々木先生の国際交流に関するビジョンと、現役高校生へのメッセージをお願いします。

佐々木先生:

これからの目標は、専任教員になって自分のクラスを持ち、卒業式で大泣きすることです!(笑) 卒業した生徒が数年後に「今こんなことやってるよ」と報告しに来てくれたら、最高に嬉しいですね。また、インドネシアでの経験を活かして、鶴ヶ丘の生徒たちと現地の高校生を繋ぐ国際交流プロジェクトもさらに拡充させたいと企んでいます。自分がインドネシアに生徒を連れて行き、広い世界を知ってもらうきっかけを作りたいです。

※佐々木さんがインドネシア赴任中に、鶴ヶ丘高校で行った「インドネシア文通プロジェクト」の記事はこちら!

インドネシア文通プロジェクト

高校生のみなさんには、「もっと先生に甘えてほしい」と伝えたいです。

高校生になると「自分でなんとかしなきゃ」と思い始める時期ですが、「先生」は「先に生きる」と書く通り、みなさんより少しだけ多くの世界を知っています。失敗を恐れず、勉強以外のことも含めて先生からいろんな世界を教えてもらい、ワクワクすることを見つけていってください!

A先生:

佐々木先生ご自身の説得力と、新しいエネルギーを感じる素晴らしいお話でした。これからの活躍も期待しています。本日はありがとうございました!

【編集後記】

「失敗を恐れず飛び込んでみる」「人生は予想外だから面白い」。20代にして多様な経験を積んできた佐々木先生の言葉には、確かな説得力がありました。母校に戻り、生き生きと教壇に立つ先輩の姿は、在校生たちにとってこれ以上ない身近なロールモデルになるはずです。(A)

 

アーカイブ: