2025.08.01 海外研修
2025 Australia 海外研修 Day ②【国際交流】
空の中から見る夜と朝の境目が、これから飛び込む世界へのカウントダウン、まさに挑戦へのスタートラインのように見えました。
狭い機内ですが、ぐっすり休めたでしょうか。約8時間半のフライトを経てBrisbane International Airportに無事着陸しました。
到着後は入国カードの記入を済ませ、いよいよ入国手続きへと進みます。Australiaの入国での大きな関門は、検疫と関税です。島国であるAustraliaでは固有の動植物が多く、それらを守るために食料品などの持ち込みがとても厳しく制限されています。
私たちは常備薬やお菓子を持っているので心の準備も質問への回答も、英文の証明書すらも万全に整えてきました。しかしそんなときに限って何も聞かれることなく、質問すらなく、カードを渡してほぼ素通り。何もないのが何よりですが、ちょっと拍子抜け。。。
ともあれ無事、全員で入国を果たしました。
季節は冬、16℃。やや厚めの雲に覆われていましたが、乾いた空気と過ごしやすい気温。それだけで半日前の猛暑・東京とはまるで別世界であることを感じさせました。
研修校で姉妹校でもあるGrace Lutheran College(GLC)へ向かうまで、まずBrisbaneの街をめぐりました。最初に訪れたのは標高約250mのMt. Coot-tha。そこから市内を一望してみると、緑が多いこと、高層ビルが一部に集中して建っている様子など、色々と気付きや感じることがあったようです。
続いて訪れた South Bank では、“BRISBANE”のカラフルなサインの前で記念撮影をしました。
歴史ある City Hall(市庁舎) では、建物内部を見学し、Concert Hall ではほんの一休み。
それから昼食がてら、Brisbane最大の繁華街であり歩行者天国にもなっているQueen Street Mallで早速英語の国で冒険を始めました。
移民の多いAustraliaでは、Food Courtにもさまざまな国の料理が並び、何を食べて旅の第一歩とするか、皆で楽しそうに品定めをしていました。
注文もそつなくこなし、食事のボリュームの多さに驚いたり、ドリンクをサービスされたり、困っているところを助けてくれたり、美味しく楽しく、Australiaの人の優しさに触れた時間となりました。
Brisbane Cityから約45分、いよいよGLCに到着です。すると、GLCの生徒たちとスタッフの皆さんが私たちを迎えてくれました。学校同士の深いつながりが感じられます。
Year 11(高2)とYear12(高3)の生徒たちと、しばし会話をする時間をもちました。日本語を学んでいる生徒たちなので、英語と日本語、共にネイティブ同士。これ以上ないシチュエーションですね。Tim TamもGraceのスタッフの方からいただきました!本当に温かい。
Graceの生徒からは、歓迎の挨拶をいただきました。一生懸命日本語でスピーチをする姿に、生徒たちも感じることがたくさんあったはずです。
その後Homestayのオリエンテーションを受けていると、続々とHost Familyが迎えにやって来ました。
いよいよHost Familyとのペアリングの時です。
緊張が表情に表れ、落ち着かない様子でしたが、楽しみだから笑顔のまま。最初の出会いにどんな言葉を添えようか、頭の中で何度も繰り返していました。
ひとり一人の名前が呼ばれ、Host Familyとともに帰路に就きました。
どのFamilyも大きな笑顔で優しく受け入れてくれました。今日感じる少しのぎこちなさは、3週間後には懐かしさに代わるはずです。これから始まる家族との時間を、一生の宝物にしてもらいたいと思います。
約3週間にも渡る研修は、良いことばかりではないはずです。ストレスを感じたり悔しさを覚えることも必ずあると思います。でもそれこそが、ここに来た意味でもあります。価値観の多様さを目の当たりにし、閉ざされていた視野を広げることで、新しい自分が見つけれらるのです。
これから巡り合うすべてを大切に、貴重な経験を重ねて欲しいと思ます。