3月2日 7:00

　羽田空港第3ターミナル。　朝の混雑で慌ただしく活気に満ちている。

　旅立ちの興奮と不安が交錯する中、7名の生徒たちは大きなスーツケースを引きながらやって来ました。　

　彼らの顔には、つい数時間前まで友人たちと過ごした卒業の余韻が色濃く残るようです。それでも、新たな冒険への期待に胸を膨らませ、瞳を輝かせていました。

　目的地はイギリス南部にあるBrighton。

　大学入学を控えた彼らにとって、この2週間の海外研修は、異文化と出会い、新たな価値観に触れる大きな機会となります。今まで経験したことのない環境での生活が、彼らの学びや将来のキャリア形成にどのような影響を与えるのか。その答えは、これからの彼らが過ごす日々の中で見つかるはずです。

　長いフライトを経て、彼らはついにLondon・Heathrow Airportに降り立ちました。約14時間半の移動は、疲れを伴いながらも、すでにお互いの距離を縮める時間となっていたと思います。

　生徒だけでの移動という状況でしたが、声を掛け合い、協力し合いながら生まれる絆は、異国での不安すら忘れさせてくれるような大きな力になると思います。

　ドキドキのHost Familyとの対面も無事に果たしました。

　扉の向こうで待つHost Familyと初めて交わす英語での会話、日本とは違う食事、そして何となく違う空気感。そのすべてが、彼らにとっての大きな初めの一歩だったであろうと想像できます。

　明日から早速始まる語学学校での生活。初めての授業、異なる文化を持つクラスメートとの出会い。

　彼らの目に映る景色は、どのように変わっていくのでしょうか。

　日本を離れたこの地で、彼らは自分自身でも知らなかった新しい自分に出会うことになるはずです。

　1日1日を大切に、恐れることなく、後悔のない時間を過ごして欲しいです。

　その先にあるのは、今まで知らなかった広い世界と、確かに成長した自分自身なのだから。