お知らせ

2025.08.07 海外研修

NZ語学研修2025 11日目(8月7日)【国際交流】

天候 曇り(最高気温15度 最低気温3度)

生徒の中には今日が一番寒い,と言う声も聞こえたが記録上は確実に今週に入って最高気温はもちろんのこと,最低気温も一番高い。月,火,水と車のフロントウインドウは凍結していたが,今朝はそれもなかった。私はノー手袋,ノーマフラーで出勤したが,問題なかった。

〈WAIMATE HIGH SCHOOLの今日の日課表〉

WEEK A※1

①08:40 Period 1:Materials Technology workshop(鶴高生のための技術課程ワークショップ)

②10:05 Period2:ESOL(鶴高生のための英語授業)

③11:20 Morning Tea with buddies(バディーとモーニングティー)

④11:40 Trip to Timaru & Te Ana Maori Rock Art Centre(ティマルとマオリロックアートセンターへの小旅行)

⑤15:10 School Day Ends(放課)

※1 この学校の時間割はWeek A とWeek Bと2種類ある。今週はWeek Aである。

 

〈〈今日の振り返り〉〉

⓪今日は教員の打ち合わせがない木曜日なので,出勤次第,生徒の集合場所のB6教室の前で待機していた。8時40分からP1が始まるにも関わらず8時25分の時点で,先生も生徒も1人もいない。校舎も真っ暗。とりあえず明かりを点けて,待っていると・・・。

 

 来ました!ジョージのダーツルの旅,第一鶴人発見!

 

 そして第二鶴人も発見!

 

そしてKiwiとTsuruwiの仲良しチームでパシャ! 

 

 早めに登校してきたKiwi&Tsuruwiでグループパシャ!

①P1は先週金曜日に続いて,宝箱と宝物作りワークショップの2コマ目。今日の行程は宝箱の中に入れる宝物作り。一つ目はプラスティックを高温で熱してネジネジして,それに穴を開けてキーホルダーを作る。

 

 

 まずはプラスティックの板を10cmにのこぎりで切る。そして断面を鉄やすり,紙やすりを使って滑らかにする。中にはボコボコなのに満足している生徒がいたり,性格が出る。

 

 

 次にプラ板の片方を万力に固定し,もう片方をペンチでつかんで,熱風をあてる。コツはプラ板との距離は10cm程度を保ち,ゆっくりと上下しながら均等に熱風をあてること。すると20秒くらいでやわらかくなってくるのでペンチで掴んでいる方をゆっくりと時計回りに捻っていく。ある程度捻れたら,万力から外し,プラ板の両端を両手で掴み,形を整えると共に冷えるまで手を離さない。冷える前に手を離してしまうと元に戻ろうとしてしまうので。

 

 

 次に前回のワークショップの際に各自が選んだ宝物のデザインごとにアンドリュー先生が作ってくれた木型に錫を流し込む工程に入った。

 錫のカタマリをバーナーで火をあてて溶かす。温度は2000度とのこと。

 アンドリュー先生にバーナーの操作方法を教わり,Tsuruwiたちがバーナーを使って錫を溶かしていく。

 

 そして溶かした錫を木型に流し込んだ状態↓

 

 そして木型を一つ一つ裁断する。

 

 あとはひたすらやすりを使ってバリを取って,鶴鶴,いやツルツルになるまで磨き上げる。

 

 明日のP1,P2もこのワークショップの続きがある。いよいよ,前回作った宝箱の仕上げ(糊付け,色塗り)をすることになる。

 

②今日のESOLは予定を変更し,来週にYear7の3クラスのうち1つのクラス(20名)にTsuruwiが日本の学校について,漫画,アニメについて,食事について,3班に分かれてプレゼンテーションをし,後半は折り紙教室,箸の使い方&ゲームをすることになっているが,そのための準備に充てられた。

 

プレゼンチームA(漫画,アニメ)

 

 

プレゼンチームB(食事)

 

 

プレゼンチームC(学校)

 

 

④11時40分にB6に集合し,キャシーが運転する公用車のハイエースとジョージが運転するエベレストに分乗し,Timaruまでのドライブ。Caroline Bayをバックに集合写真。

 

 

 KIWIとの体格差がわかる椅子にて。オールブラックスは強いはずだ!

 

 

 

 そして昨日のブログでも紹介したTe Ana Maori Rock Art Centreに行った。

 

 Timaruを中心としたこのエリアはニュージーランド南島全体のマオリ族のうち80%が集中しているそうだ。Timaruは英語でPlace of Shelter(避難所の場所)という意味で,捕鯨船が沖の荒波を避けて避難してきていたことに由来する。そこから貿易の中心地として栄えてきた。

 

 Timaruから内陸に31キロほど入った所にCAVEといういかにもMaoriの洞窟が点在しているかのような地名の小さな村がある。ここにある洞窟には実際に,4~500年前に書かれたというロックアートが残っている。この博物館にはそのうちの一部が展示されている。何百年も前に描かれた絵が退色せずに残っている理由は顔料である。その顔料を作る工程を体験しているのが下の写真。

 

 これはCave(洞穴)を再現した展示で,中に入って3分程度の壁画を見られるが原寸大なので,本物の壁画を見ているような感覚になる。

 

 アクティビティーコーナーでは200種類程度あると言われている壁画のうちのほんの一部ではあるが,型の上に紙を置いてその上から絵の具や鉛筆で擦ることによって,そのデザインが浮き出てくる。

 

 

 

 ニュージーランド最高峰のAORAKI(Mt. Cook)は標高3724メートルで富士山より若干低いが,富士山と異なり,夏でも10メートル以上の積雪が残るところや,氷河に覆われており標高の割に難易度が超高い山。マオリ族にとっては神聖な山で,雪が少なくなる夏になると山頂付近に3つの顔が見える,という説明がこの画像でされた。

 

 

➄放課後に近所の子ども達が集まってフリスビーで遊んでいる素敵な写真をマユコさんが送ってくれた。

 

 NZ語学研修2025もワイマテでの滞在が7月29日から8月18日までなので,21日間。今日が8月7日なのでちょうど折り返し地点に入るところである。語学研修は後半に入ると時の経つ速度が一気に上がってくる。日々のこちらでの生活をTsuruwiたちには全力で堪能してほしい。

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