お知らせ

2025.08.01 海外研修

NZ語学研修2025 5日目(8月1日)【国際交流】

天候 晴れ(最高気温9度 最低気温2度)

こちらに来て初めてダウンとマフラーを着用して学校に行った。日に日に寒さがつのります~♪

今日を乗り切れば,最初の週末が待っている!頑張れ,鶴高生!(誰かに寄せている?)

 

〈WAIMATE HIGH SCHOOLの今日の日課表〉

WEEK B※1

①08:40 Period 1:Materials Technology workshop(鶴高生のための技術課程ワークショップ)

②09:55 HR(鶴高生のHR)

③10:05 Period2:ESOL(鶴高生のための英語授業)

④11:20 Morning Tea with buddies(バディーとモーニングティー)

➄11:40 Period3:Class with buddy(バディーの授業に参加) 

⑥13:00 Lunch Time

⑦13:55 Period4:Class with buddy(バディーの授業に参加) 

⑧15:10 School Day Ends(放課) 

※1 この学校の時間割はWeek A とWeek Bと2種類ある。今週はWeek Bである。

 

①日本のいわゆる技術の授業を体験できるワークショップである。Carlaw先生とCarswell先生によって展開された。まずは校舎から出てすぐのところにある樹齢350年のニュージーランド原産の天然木を切り出した現場に行った。年輪についての説明や芯に近ければ近いほど色が濃くなることなどの説明があった。

 

このワークショップは全部で6コマで構成されており,今日はその1回目。このワークショップを通じて完成させる作品が次の写真のものである。

これはニュージーランドではかつては子どもが生まれると庭の木を切り出して作り,宝箱として贈られたという。天高く伸びる大樹のように年輪を重ねていってほしいという願いが込められているのであろう。

 

 

先ほどの原木から切り出したのがこの板である。

 

 

それをこの機械にかけて表面を研磨する。「ツルツルくん」と名付けてみた。

 

 

我々の作業はここから。木箱の側面を形成する2枚の板の端を別の板と隙間無く接合するために,万力に挟んだ上で鑿(のみ)だけに,「のみ」のみを使って丁寧に削る。つまらないことを言っている場合ではない。力を入れすぎると余計な所まで切り取ってしまう。扱い方にも注意しないと鋭利な刃先で手指を大けがすることにも繋がるので,道具の扱い方についても丁寧にレクチャーされた。

 

 

 

そして蓋,側面,内部に入れるデザインを各自選んだ。

 

 

これは「宝箱」に入れる「宝物」のサンプル。銀を溶かして最終的にはここまで作成する予定である。

 

 

②ワークショップが押してしまい,バタバタと健康調査と日誌の受け取りを済ませた。

③Wilson先生によるESOLクラス。まずは昨日学んだニュージーランドの地理についての「小テスト」を実施した。

Q1「ニュージーランド」はマオリ語では?

A1「アオテアロア」(長い白い雲の島)。

Q2クジラはどこで見られますか?

A2カイコウラ。南島の北部東海岸にある町。私もかつて語学研修の引率の際に見に行った。船酔いしない自信がある方は是非是非!ほぼ確実に見られます!

Q3ニュージーランドでもっとも高い山は?

A3クック山。3724mで富士山より少し低いが,万年雪と氷河に覆われているので登山素人では登れる山ではない。現在はマオリ語の「アオラキ」(雲を突き抜ける山)の方が正式名称である。

Q4ダニーデン(NZのかつての首都)で見つけることができる鳥は?

A4ロイヤルアルバトロス(白アホウドリ)。ニュージーランドの固有種で,羽を広げると3mにもなる巨大な鳥。ダニーデンのオタゴ半島にある「ロイヤルアルバトロスセンター」ではコロニーを観察でき,運が良ければ見ることができる。

Q5テカポでは何を見ることができるか。

A5The Church of the Good Shepherd(善き羊飼いの教会)

Q6Dairyとは何のことか?

Q6コンビニのこと。ニュージーランドではデイリーという。ちなみにワイマテにある唯一のデイリーはRAINBOWだがそこにもちゃんとDAIRYと書かれている!

Q7もし誰かが「私はthe wop wopsに住んでいる」と言ったら,それはどういう意味?

A7In the neighborhood(近所に)住んでいるという意味になる。

 

 

  

次にVisiting the zooというゲームをやった。最初に↓のようなカードが各自に2枚ずつ配られる。

 

↑のカードには左側にI haveの後に動物の絵(このカードではクジラ),右側にWho has...?の後に別の動物の絵(このカードではイルカ)が載っている。順番に自分が持っているカードを読み上げてWho has...?と聞いて,その動物がI have...の所に書かれている人が手を挙げて,今度はその人がI have..., who has...?と聞いて,その動物がI have ...の所に書かれている人が手を上げて・・・,と繋げていく。しっかりと聞いていないと答えられないし,大きな声で言わないと答えてもらえないので,自然に大きくハッキリと発音するようになっていく。

 

 

ただ,このゲームには続きがあり,参加者全員の動物が分かったら,最初の人が"I went to the zoo and I saw some lions."と言ったら次の人は"I went to the zoo and I saw some lions and some monkeys."のように前の人の動物に自分の動物を付け加えていく。このようにして参加者が全員付け足して最後までいったら,挙手でチャレンジする人が参加者全員の動物を記憶を頼りに言っていき,コンプリートできたら賞品をもらえる,という複層構造になっているゲームで動物に関する語彙力も鍛えられるし,単語では無く文で応える,という習慣付けも期待できる。

 

 

次にニュージーランドの国鳥であるKIWIについて学んだ。予定では18日にクライストチャーチに移動する際に寄る予定のWillowbank Wild Life Reserve(ウイローバンク野生動物保護区)で観察することができるが,様々な外来動物のために飛ぶことができないKIWIは野生のままでは95%が死んでしまうそうである。したがって,ニュージーランド第3の島Stewart島以外では,保護区で管理しないと生きてはいけない。また,卵が大変大きいので,母鳥は卵を産むと死んでしまうこともあるそうである。

 

④20分間のモーニングティータイム。バディーが迎えに来てそれぞれお気に入りの場所に移動していく。

 

⑦P4のBuddy's Classをまわってお邪魔してパチリ。ポーズもバッチリ。

 

 

P4は外で行われている授業がなかったので,グランドも閑散としていた。

 

⑧放課後のおまけ。

ワイマテにある唯一のスーパーはNew World。全国に約150店舗あるニュージーランド資本のスーパーマーケット。ここに行くと必ず知り合いに会う。

 

学校のそばにあるWaimate District Council(ワイマテ地区議会)にはプールやインフォメーションセンター,図書館なども併設されているので市民の憩いの場となっている。その敷地内にある,かつての開拓者の彫像の写真を撮っていたらお年寄りが声をかけてきて,同じポーズをして隣に座った写真を撮ってくれた(掲載は控えたが)。町を歩いていると必ず誰かに声をかけられる。現代の日本ではなかなか経験できない日常を体験できる所である。

   

 

週明けは武勇伝で盛り上がるかな?

Have a nice weekend!

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