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2025.12.23 お知らせ

【生徒の活躍】日本大学広報誌 『桜門春秋』掲載!!

【生徒の活躍】書道で「内閣総理大臣賞」受賞!3年中里さんが『桜門春秋』に掲載されました
本校3年生の中里真菜さんが、日本大学の広報誌『桜門春秋』に紹介されました。
中里さんは、高校1年次に書道のコンクールにて、最高賞である「内閣総理大臣賞」を受賞するという快挙を成し遂げています。
今回は、その受賞の背景や、本校書道部での活動についてインタビューしました。
【姉の背中を追って始めた書道、そして日本一へ】
――『桜門春秋』への掲載、おめでとうございます。今回の掲載のきっかけとなった「内閣総理大臣賞」ですが、これは高校1年生の冬に受賞されたそうですね。
中里さん(以下、中里): ありがとうございます。はい、高1の3月にあったコンクールで受賞しました。正直、自分が取れるとは思っていなかったので、受賞を聞いたときは驚きの方が大きかったです。
――書道はいつから始めたのですか?
中里: 小学1年生からです。きっかけは、先に習っていた姉の存在でした。姉のお迎えについて教室に行ったとき、学生の方たちが書いている文字を見て「かっこいいな、私もあんな風にかっこよく書きたいな」と思って始めました。
――そこから続けて、日本一の賞を取るまでになったのですね。
中里: 教室には週に一度通い、夏には大きな紙(半切)に書く展覧会、冬には今回の受賞作のような半紙の作品と、課題に取り組んできました。何十枚、何百枚と書き込む時間は大変ですが、集中して取り組んできました。現在は学生の部を超えて、師範を目指す一般の部で段位を持っています。
【姉妹で掴んだ栄冠と、家族の絆】
――今回、特に感動的だったのがご家族の反応だそうですね。
中里: そうなんです。実は、姉も本校の卒業生で書道をやっていて、姉は「文部科学大臣賞」を受賞した経験があります。
私が内閣総理大臣賞(文部科学大臣賞の一つ上の賞)を取ったとき、私は「え、まさか」と実感が湧かなかったのですが、横にいた姉が自分のことのように感動して、涙を流して喜んでくれたんです。
――お姉さんは文部科学大臣賞、妹さんは内閣総理大臣賞。姉妹でトップクラスの賞を受賞されるとは、本当に素晴らしいですね。
中里: 姉が心から祝福してくれたことが、何より嬉しかったです。家族もとても喜んでくれました。
【書道部で見つけた「パフォーマンス」の楽しさ】
――個人的な活動だけでなく、学校では書道部に所属されていましたね。部活動はどうでしたか?
中里: 個人のコンクールは静かに自分と向き合うものですが、高校の書道部では「書道パフォーマンス」に取り組めたことが一番の思い出です。
音楽に合わせて、体全体を使って大きな紙に文字を書くのですが、これが本当に楽しくて。「筆圧や技術」を意識する個人の作品とは違い、パフォーマンスは「楽しさや感動を伝えること」を大切にしていました。
――書道部はどんな雰囲気ですか?
中里: 先輩も後輩も本当に優しい人ばかりで、すごく馴染みやすかったです。雰囲気が柔らかくて、居心地が良かったですね。
――これから入学を考えている中学生へメッセージをお願いします。
中里: 書道部は初心者でも大歓迎です。「ちょっと興味があるな」と思ったら、ぜひ入ってみてほしいです。
もし「字を書くのは自信がないけど、パフォーマンスはやってみたい」という子がいたら、落款(はんこ)を押す係や、紙を持つサポート役など、いろんな関わり方ができます。誰でも楽しめる部活なので、ぜひ一度見に来てください!
書を通して、想いを表現し続けたい
――最後に、今後の目標を教えてください。
中里: これからも書道は続けていきたいと思っています。
最近は、書道を使ってメディアで表現活動をしたり、広告などで文字を書いたりして活躍されている方もいますよね。ただ字を書くだけでなく、そうやって「書道を通して世の中に何かを表現・発信していく」ことにも憧れがあります。自分なりに、書道と向き合っていきたいです。

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