お知らせ

2023.04.22 お知らせ

図書館 HP2

こんにちは、図書館です。

4月も終わろうとしています。

新入生の皆さん、高校生活にも慣れて来ましたか?

焦らずいきましょう。高校生活は3年間の長距離走ですから。

 

さて、今回紹介する本は・・・

『お探しものは図書館まで』(青山美智子 ポプラ社)

紹介してくれるのは、校長先生です。もうおなじみですね。

 

図書館を使う際に、借りたい本がはっきりしているのであれば、ことは単純です。

お目当ての本があれば借りればよいし、無ければ予約でもすればよいでしょう。

でも人生はそんなに簡単ではありません。

今の自分を変えたい、でもどう変えたら良いのか言葉にならない。

今の自分には何かが足りない、でもその何かがわからない。

そんな迷える仔羊たちの背中をそっと押してくれるのが、この本です。

校長先生の感想を聞いてみましょう。

「お探しものは本ですか?仕事ですか?人生ですか? 

仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた町の小さな図書室・・・元気がでます!!」

小説とは、乱暴な言い方を許していただけるなら、巨大な「比喩」です。

本書を読み終わったら、ぜひ考えてみて下さい。

この小説において、「図書室」とは何だったのか。

登場人物である「小町さゆり司書」とは一体何なのか。

 

続いての本は・・・

『零の発見―数学の生いたちー』(吉田洋一 岩波新書)

紹介してくれるのは、I先生(数学科)。2回目の登場です。

 

数学界の古典的名著。題名からして衝撃的です。「ゼロ」って発見するものなの!

でもこの感覚、案外大事かもしれません。だってI先生もそう言っていますから。

「数学の入り口としてあまりにも有名な本です。この本を薦められた時に、題名だけでも衝撃でした。「0」は普通にあると思っていて、発見されたものという感覚がなかったからです。「0」によって位取りができて、今の数になる。後半には連続性の記述になります。

・・・この本を読むと、モヤモヤする数にどう向き合うかを初めて知る。無限や無理数にモヤモヤ感を持てる人にはよいと思います」

どうです。「数」って奥が深そうですね。理系の人が対象ということになりそうですが、I先生、紹介文の中につぎの一言を加えています。

「数式 ほとんど無し」。これって、文系の人も挑戦してみたら、というI先生からのメッセージかも!

 

今回紹介した2冊、図書館の「オススメ本コーチ」にあります。

 

こんな記事見つけました・・・

「バス、タクシー「名札」廃止」「省令改正へ 運転手プライバシー保護」(産経新聞 2023年4月18日)

 

「国土交通省は、バスやタクシーの車内で義務付けている運転手の氏名掲示を廃止する。プライバシーを守り、働きやすい環境を作るためだ。タクシーは顔写真の掲示も取りやめる」記事の書き出しです。

もともとは「運転手の責任を明確にし、トラブル時に乗客が車両を特定しやすくする狙い」だったものですが、最近では「スマートフォンで勝手に撮影されるトラブルも起きている」と記事は現状を伝えています。

タクシーなどでは、運転手さんの名前がわかると乗客としては安心感に繋がりますが、その一方運転手さんに対して理不尽なクレームや暴力的行為なども起こっていることは、たまにニュース等で見かけるようになりました。

この問題、皆さんはどう考えますか?乗客と運転手両者の立場に立って考えてみてはいかがでしょう。

この記事、図書館の新聞コーナーで読めます。

 

館内に飾られている「校長先生の鯉幟」、令和4年度の卒業生からの寄贈「学習コーナーの椅子」、それから新緑の校舎の風景を

お楽しみ下さい。

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