2025.12.12 お知らせ
沖縄本島修学旅行
12月4日から9日まで,5泊6日で沖縄本島の修学旅行が行われました。
1日目
朝8時に羽田空港に集合。参加者108名,全員出席で飛行機に乗り込みました。約3時間のフライトで那覇空港に到着し,首里天楼別邸でジューシーや沖縄そばなど沖縄料理の昼食をいただきました。
午後はクラスごとに平和記念資料館とアブチラガマを見学し,ガイドの方から沖縄戦についてお話を伺いました。特にガマの見学では想像を絶する状況でも生存者がいたことを教えていただき,平和について考えるとともに希望をもって生きることの凄さも教えていただきました。



2日目
午前中は米軍基地内見学とコザの街歩きに分かれて行動しました。米軍基地では3~4人のグループごとに海兵隊員の方とお話をさせていただきました。趣味やスポーツ,アニメの話など90分ほどの時間でしたが話題が尽きることがありませんでした。また,基地内の沖縄戦に関する資料室も見学させていただき,日米両方の思いを学ばせていただきました。
コザの街歩きでは8班に分かれ,それぞれガイドさんにコザの街をご案内いただきながら,コザの街の成り立ちや米軍基地との関わりを紹介していただきました。ふとした時に見上げる看板の何気ない表記から,コザの街が米軍基地といかに密接につながっているのかが分かります。一般道路に引かれている黄色のラインは米軍基地との境界線を示しているそうで,自分たちは日本に今いるはずなのに,そのラインを踏み越えると日本の法律が一切通用しない世界になるという不思議な感覚にとらわれました。生徒たちは米軍基地と共存する街の様子を目の当たりにし,貴重な経験を積めたと思います。
ステーキハウス88で昼食をとった後はクラスごとに平和学習クルーズでアメリカ軍が上陸した場所を海上から見学しました。その後,道の駅かでなに移動し,嘉手納基地を外から眺め,騒音問題の現状を学びました。
夜からは民泊の家庭に入り,沖縄の家庭料理をおなかいっぱいごちそうになりました。




3日目
3日目は終日民泊家庭で過ごしました。琉装体験,シュノーケリング,海釣り,サーターアンダギー作り,シーサー作りなど,各家庭で様々な体験をさせていただきました。美ら海水族館に連れて行ってもらった家庭もあったようです。

4日目
朝,民泊家庭と別れる際には涙する生徒もいました。それだけ濃厚な時間を過ごすことができたのだと思います。民泊家庭の皆様,本当にありがとうございました。
4日目のメインは古宇利島の選択別のアクティビティです。事前に希望をとったシュノーケリング,シーカヤック,サイクリング,サトウキビ加工,シーサー作り,近海船釣りへと分かれて体験を行いました。昼食はビーチでBBQ。各班協力しながら肉を焼いたり,焼きそばを作ったり。食後にはビーチでたくさんの写真を撮っていました。午後はハーリー競漕を行いました。優勝チームと優勝クラスには古宇利島の紅芋チップスも用意され,白熱したレースを繰り広げました。

5日目
9時から15時まで沖縄に住む外国人とグループで過ごすフレンズアブロードを行いました。英語でのコミュニケーションに苦戦するグループも見られましたが,北谷のアメリカンビレッジでショッピングをしたり,おすすめのお店で昼食をとったりしながら,楽しい時間を過ごすことができました。その後前田高地に向かい,事前学習で観た「ハクソーリッジ」の舞台を実際に見学し,再び沖縄戦や平和について考える時間となりました。

6日目
いよいよ最終日。ホテルから首里城までが最後のバス移動となります。お世話になった運転手さんに感謝の気持ちを伝え別れました。首里城はまだ工事中で本来の姿は見られませんでしたが,様々な門の役割などの説明を聞きながら,よい景色を楽しみました。ガイドさんともここでお別れをし,班ごとに国際通りを経由しながら那覇空港を目指しました。国際通りでは家族や友人,自分用にとたくさんのお土産を購入していました。すべての班が時間通りに那覇空港に集合することができ,少しフライト時間は遅れていましたが,18時半ごろ無事に全員で羽田で解散式を行うことができました。

大きな問題も起こらず無事に修学旅行を終えることができ,関わってくださった皆様に感謝を申し上げます。保護者の皆様,添乗員の方々,看護師さん,カメラマンさん……本当にありがとうございました。