お知らせ

2024.01.24 校長通信

校長通信39号

    校長通信39号

 皆さん 今年もよろしくお願いいたします。

お話をさせていただく前に、この度の令和6年能登半島地震でお亡くなりになられた方々にお悔やみ申し上げますとともに、被災された方々ならびにそのご家族のみなさまに心よりお見舞い申し上げます。

昨年、石川県と学校法人日本大学は、包括連携協定を締結させていただいております。部下校も含めて、今後とも支援の輪を広げていくことが出来ればと思います。

 

さて今回は、本校教育目標の一つである「規範意識を育てる」についてお話ししたいと思います。

規範意識とは、簡単に言えば「マナー・ルールを守る」、「規則を守る」、そして「主体的に判断して行動する」意識のことです。規則・校則というと窮屈に感じてしまいますが、この意識を育てる最後の砦が高校だと考えています。

 

規範意識は社会的に望ましい行動や態度を自覚し、それに従って行動する意識を持つことで、自分自身はもちろん他者も尊重し、守ることができます。また、自分自身の行動に責任を持ち、自己管理能力を高めることも出来ます。

 近年、この規範意識がうまく機能していないことが原因で、政治や社会の場でも問題が起こっています。大人になってからはいかに自分で自分を律することが出来る人でいられるかということが大切です。

 私自身、卒業時18歳の成人として送り出す一人の大人としても、果たすべき義務と責任を痛感しています。

 たった三年間ですが、制服を着こなし、TPOをわきまえ、規範意識を持ち、自己管理能力に秀でた人材の育成はとても大切であると考えています。

 自分の好きなことがしたい、自由でありたいと思うことは悪いことではありません。しかし、みんなが自由であるためには他者への尊重や社会のルールを守る、自分自身の行動に責任を持つことが欠かせません。

 後先考えない勝手な行動が、自分だけでなく、自分の大切な人も困らせる原因になってしまうかもしれません。規範意識とは自分、家族、友人などの大切な人を守り、ひいては社会全体を守る大切なことなのです。

 

本校の生徒達は、周囲にリスペクトされ、各界で活躍できる可能性を秘めた人材です。自国や世界を良くしていく小さな波を起こせる存在としても期待しています。

鶴高生と未来の鶴高生へ

        素敵な大人になってください

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