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2020.11.30 鶴ヶ丘の授業

<鶴ヶ丘の授業> 第13回 3年普通コース 英語圏研究①

11月も末になり、大変冷え込んでまいりましたが鶴高生たちは今日も元気に授業に励んでいます。

第13回の授業紹介として、今回はコミュニケーション英語Ⅲ(普通コース3年)の授業での取り組みを特集します!

 

基礎学力到達度テストも終わり、3年生は大学進学に向けて教養を蓄える時期に入っています。コミュニケーション英語Ⅲの授業では、言語の習得にとどまらず、英語圏を始めとする、日本とは異なった環境に生きる人々やそこで生まれた文化について理解しようとする姿勢を育みたいと考えています。

これから外の世界に出ていく3年生たちにとって、異文化理解の素養は大きな力になると信じ、卒業前研究として「英語圏研究」に取り組んでいます。

 

今回の研究で扱うテーマは、「英語圏のアート」。様々な芸術作品の中でも、異なったジャンルから3つ作品を選び、分析しスライドにまとめるという課題に現在三年生は取り組んでいます。アートというだけに、発想は柔軟に。小説や映画、ドラマから絵画や彫刻、パフォーミングアートや音楽に至るまで、人々の創作物全てを芸術ととらえ、自由にテーマを選んでもらっています。中にはさらに柔軟な発想で、英語圏の建築物や料理をアートととらえ分析する生徒もいました!

 

最終的に、その3つのアートの中から自分が最も深く研究したいと思うものを一つ選び、12月をかけて10分程度のプレゼンテーションにまとめます。1月にクラス内で発表会を行い、最後には最も心に残った発表をクラス代表作として選出します!

 

今回気をつけているのは、ただの作品紹介にとどまらないこと。

作中で、日本の常識や当たり前と異なっていることは何か?」

「作品に込められたメッセージは何か?」

「そこから得られる教訓、警告、励ましは何か?

こう言った読み解き方を通して、今後生徒たちが生涯にわたり、異文化を受け入れる姿勢やアートを楽しむ素養を身につけてくれたら、担当者一同大変嬉しく感じます。

 

課題①(3つの作品選び)を終えた生徒の感想をいくつかご紹介します。

「普段の生活で、たとえば映画やドラマ、絵画など様々なアートに触れていますが、なんとなく見ていたりしていただけで日本との違いだったりそこからどんなメッセージを受け取れるかは考えたことがありませんでした。これまでは勉強だったり部活だったりで中々深く調べたり英語圏のアートを意識して触れたりすることがなかったですが、この卒業前の少し余裕のある時期だからこそ色々調べて勉学ではない知識をつけることができていい経験ができると思いました。

また、私はそんなに英語圏の映画やドラマなども見たことがなかったのですが、これを機に少し興味が湧いて、見てみたいなと思う作品なども出てきました。

このようにこの活動をきっかけに知識をつけられる以外にも英語への関心が上がり、英語の勉強にもつながるものがあるのかなと思いました。」

 

「まず英語圏と聞いた時、ぱっと思い浮かぶのがアメリカだったし、知っている作品もほとんどアメリカのものだと思っていたけど、有名な絵画などは意外と少なくて、新しい発見がたくさんありました。もっといろんな英語圏の国のことを知りたくなりました。」

 

「普段海外映画や音楽にあまり興味がなく、積極的に見たりなどしてこなかった。なのでこのような授業で海外の作品の良さ、面白さに気付けることができた。また映画など見るときに気にしない日本との違いを意識して見ることで文化や生活の違いが見えて面白かった。」

 

以上、第13回の授業紹介でした。次回の記事もお楽しみに!

(この企画に関しては、クラス代表作決定まで追いかけていきたいと思います!)

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