エンジン音の中で眠りに落ち、一夜が明けました。昨日の羽田空港からほぼ丸一日が経ちます。お世話になったSingapore航空のクルーの方々に送り出されて、入国審査、税関を通過し、いよいよBrisbaneでの時間が始まります。

　空港を出れば、これからを占うような澄み渡る青空が迎えてくれました。ここはBrisbane、南半球の冬とは言え、23℃の穏やかで過ごしやすい気候です。日中は上着がいらないほどに暖かく、日差しは東京よりも強く感じられるくらいです。

　研修校で姉妹校でもあるGrace Lutheran College(GLC)へ向かうまでBrisbaneの街をめぐりました。Mt. Coot-thaから市内を一望し、City Hall(市庁舎)の見学ツアーに監査し、Brisbane随一の繁華街であり歩行者天国にもなっているQueen Street Mallで早速英語の国で冒険を始めました。

　GLCに到着すると、数人の生徒たちが鶴ケ丘の生徒たちを出迎えてくれました。嬉しいですね。そしていよいよHost Familyとのペアリングの時です。最初の挨拶のフレーズを何度も何度も繰り返し練習している姿が印象的で、この瞬間にかける想いが伝わってきます。

　どのFamilyも大きな笑顔で優しく受け入れてくれました。これから始まる家族との時間を、一生の宝物にしてもらいたいですね。

　明日からの週末は、Host Familyとの時間になります。どんな時間を過ごすのか、どんな感情に出会うのか、月曜日を楽しみに待ちたいと思います。

　約３週間にも渡る研修を通じて、良いことばかりではないはずです。悔しいことや悩むことも必ずあると思います。それは異国の地、異文化に自分の身を置いているからこそ感じられることで、貴重な経験です。困難に出会った時こそ、新しい自分に出会えます。

　これから巡り合うすべてを、大切にして欲しいと思います。