2023.08.17 海外研修
Australia 海外研修 ㉒【国際交流】
 帰国の日の空は厚い雲に覆われ、時には太陽が顔を出し、心情を映すかのようです。
 いつのように、いつもの道を辿り、いつもの時間にGraceに登校してきました。いつもと違うのは、大きな荷物を抱えていること。その中には、3週間分の数々の思い出や経験、愛情が詰まっているのでしょう。 
  
 
 最初の3時間、これが本当の最後になるBuddy’s class。こちらに来て約3週間、たくさんの人と出会い、知り合い、友情を深めました。きちんと挨拶をして、感謝を伝えました。
 出発の11時。授業が始まってしまっても、Buddyや友だちはその場を離れようとはしません。 
 
 
 
 配車に遅れたバスが目の前に現れてしまった時、別れを悟り、これまでで一番の胸を締め付ける想いに襲われ、涙があふれ出てきました。
 
 
また逢える。その時を信じて。約束して。
 もう1つの寂しいお別れが、お世話になったコーディネーターのYoshikoさん。Brisbaneに到着した7月28日から今日まで3週間、毎日ずっとそばにいてくれて、何かあればすぐに助けてくれました。
 短い時間でしたが、生徒たちはYoshikoさんが大好きで、心から信頼しています。親しみやすく、どんなことでも話を聞いてくれて、生徒の心の拠り所になってなってくれました。この3週間健康で、有意義にこなせたのも、Yoshikoさんのおかげです。
 その場を離れられない気持ちは痛いほど分かりましたが、自分たちの足で、しっかりとバスへの歩みを取ってくれました。 
 
 見送るバスを、見えなくなるまで手を振り続けていました。
 帰路もSingapore経由となります。搭乗時間まで、あんなに鞄がパンパンであるのに最後のお買い物や、Australian Food, Sweetsに舌鼓を打っていました。
 7時間強のフライト時間、お昼の時間帯であったので、まだまだ元気いっぱいです。
眼下には毎日通ったGLCのあるRedcliffの町、たくさんの思い出が残るStay先が。次第に遠く小さくなっていくその姿に、過ごした日々を映します。
 心の中で独り、感謝と再会を囁きながら。
 Singaporeチャンギ空港でも、約1時間程搭乗まで時間があり、せっかく立ち寄ったSingaporeのお土産を見つけたりしていました。
 疲労も溜まっているはずですが、そんな素振も見せずに、まだまだ元気いっぱい搭乗します。 
  
  
 
22時50分、機体のドアが閉まりました。
 東京へのフライト、これが最後の旅路です。
