お知らせ

2023.05.11 お知らせ

図書館 HP3

こんにちは。図書館です。

ゴールデンウィークも終わり、1学期も後半です。

学校生活はいかがですか。無理せず、自分の体の声にしっかり耳を傾けましょう。

充実していても、楽しくても体にとって疲労は疲労です。

さて今回は、今年度新たに就任された5名の司書の方々にご登場願いました。

司書さん方には自己紹介を兼ねて、現在図書館にある本の中から1冊という条件で

オススメ本を紹介していただきました。

興味が湧いたらぜひ手にとって下さい。入口右側に「司書さんオススメ本コーナー」があります。

 

SO司書

鶴ヶ丘高校のみなさん、はじめまして。このたび御縁があり鶴高に勤務させて頂くことになりました。

高校時代に司書さんと様々な本について話すことが本当に楽しかったので、私は司書になりました。

本も好きですが、体を動かすことも好きなので、スポーツ歴も長いです。

・・・そんな私が紹介する1冊は、『将来が見えてくる!日本の給料&職業図鑑special』(宝島社)

鶴高生のみなさんが社会人になる頃には、この本に載っている職業をAIが行っているかもしれませんが、将来の職業を

目指して大学等へ進学する時にこの本の知識が役にたつかもしれません。興味のある方はぜひお読み下さい。

 

AA司書

私はどんな本を読むか考えず本棚を眺め歩き、その時々にふと興味が湧いた本を読むことが好きです。そうすると新しい発見や、

視野が広がるようなことがあります。そんな使い方も図書館の魅力だと思います。

皆さんがたくさんの本と出会えるように、図書館で快適に過ごせるように支えていきますので、気軽に声をかけて下さい。

・・・そんな私が紹介する1冊は、『コーヒーが冷めないうちに』(川口俊和 サンマーク社)

過去に後悔を感じている主人公たちが、過去に戻れるという不思議な喫茶店を訪れます。主人公たちは後悔と向き合うことで前向きに進んでいくという連作短編です。このシリーズを読んでいくと、今を大切に後悔のないように生きようと前向きになれます。背中を押して欲しい方、心温まる本が読みたい方、長編が苦手な方におすすめのシリーズです。

 

NO司書

好きなジャンルは、アート小説と紀行・旅行記。小説や旅行記等に描かれた実際に存在する場所や食べ物等、感動すると絶対行きたくなり見たくなります。めざせ完全制覇!という気持ちで楽しく読書しています。

・・・そんな私が紹介する1冊は、『楽園のカンバス』(原田マハ 新潮社)

ニューヨーク近代美術館(MoMA)に所蔵されているルソーの「夢」という作品によく似た「夢を見た」という作品がスイスのバーゼルで見つかる。果たしてその作品はルソーの作品なのか否か、ルソーを愛する2人、日本人美術史研究者とニューヨークのキュレーターが読み解いていく美術作品をめぐるミステリー。

著者自身がキュレーター(美術館等の企画・運営に携わる専門家)だからこそ書けた唯一無二の小説だと思います。

 

AK司書

子供の頃から、国や時代にこだわらず歴史と伝記が大好きでした。好きな本は「平家物語」。平家の人々それぞれの生き様に魅了されています。現代作家では多和田葉子さんに興味があり、文庫『献灯使』は何回か読み返しました。また金子みすゞの詩の深い洞察力にも感銘を受けています。

・・・そんな私が紹介する1冊は、『新日本古典文学全集45 平家物語1 巻第1~巻第6』(市古貞次訳・校注 小学館)

この全集は大学のテキストとしても活用されていますが、現代語訳の比重が多めで、高校生でも充分に読みこなすことが出来る内容となっています。古典だからと堅苦しく考えず、現在より850年以上前の事ですが、同じ日本人の先輩である人々の人生に触れる物語として手に取って欲しいと思います。

 

RO司書

子どもの頃絵本や児童文学を読んでわくわくしたところから、本が好きという気持ちがずっとあり、今の仕事につながったのかもしれません。本の中には面白いもの、知らなかったことがつまっていたので、そこからいろいろなものへの興味が広がっていきました。

・・・そんな私が紹介する1冊は、『夜空はいつも最高密度の青空だ』(最果タヒ リトルモア)

まずタイトルに素通りさせない言葉の力を感じませんか。43篇の詩が収められた詩集です。著者の最果タヒは現代詩の登竜門とされる中原中也賞を受賞、ツイッターやインスタグラムなどSNSを通じて発信し、この詩集も半分はネットで発表されたものです。好き嫌い、合う合わないはあるけれど、一人立ってまっすぐ言葉をぶつけてくるような作品が格好いいので、タイトルにピンときた人はぜひ読んでみてください。

 

司書さんのオススメ本コーナーには、今回紹介してもらった本以外にもオススメ本が並んでいます。読んだらぜひ感想を司書さんにお話下さい。1冊の本との出会いが新たな人とのつながりを作っていく・・・これも読書の楽しみですから。

 

こんな記事見つけました・・・

 

「対話AI利用 大学模索」「リポートには制限■情報整理に期待」(朝日新聞 2023年4月21日)

最近話題の「AI」ですが、朝日新聞では「チャットGPT」などの生成AIについての大学側の対応を2面にわたり報じています。

紙面では各大学の対応をまとめ、生成AIに対する期待と懸念を挙げています。

例えば期待として、「知的な作業での対話によって考えが深まる」。

一方懸念としては、「論文などに使われても見抜くのが困難」など。

どのような場面で、どのように活用していくのか、使用する側の見識が問われるこの問題、

皆さんは、どう考えますか?この記事図書館の新聞コーナーで読めます。

→R5年度図書館HP 2もどうぞ

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