お知らせ

2023.10.30 校長通信

校長通信38号

皆さん こんにちは

 すっかり秋めいてきた今日この頃ですが、お元気でしょうか?

 現時点で3年生においては、日本大学付属特別選抜をはじめ、指定校等の推薦がかなった者、また、基礎学力到達度テストの結果で、日本大学の各学部学科へ出願が許可されている者は、全体の8割という状況です。本校が推薦する者の可否は校長面接をはじめ、生活態度や学業成績から総合的に判断されます。

 しかし、各大学で入学を許可されるのは、まさにこれからです。志望理由書の提出や面接試験などの本番に向けて、生徒たちは着実に準備を進めています。

 

 さて、今回の校長通信では、本校で「育みたい力」として日頃からお話ししている、『読む力』について改めて触れてみたいと思います。

 

突然ですが、みなさん。「教科書は読めていますか?

現代のネット社会において「読む」という行為は、残念ながら軽視される傾向であるように感じています。

しかし、本を読むという行為、生徒にとっては特に教科書を読むことは、情報を脳にコピー(ただ覚える)するのではなく、「知りたい・わかりたい・出来るようになりたい」という、感情を動かしながら各自が体験する、大変有意義なものであるはずです。

また、皆さんが誰でも持っている伸びる力を、主体的に引き出してくれる良い体験でもあります。さらにこの体験は、今後進んでいくことになる大学での学び、ひいては生涯アクティブラーナーにも繋がっていくものです。

 

 ある脳科学者は「本は脳が育つための最良の肥やし」と位置付けています。本を読む体験は、知識をより発酵させ、その人の言動を決めるセンスに変わっていくとしています。なぜならば、人は言葉を使い続ける存在であり、その言葉は本で磨かなければ光らないからです。

 超スマートな社会に我々は存在していますが、高性能でアナログな「脳」をその中でどう育てていけるかは貴方次第です。

 「読む」ことにこだわっていくことが、大きな鍵になるのではないでしょうか。

鶴高生・未来の鶴高生 諸 君 『読む力』をつけていこう!! 

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