お知らせ

2023.08.01 海外研修

Australia 海外研修 ⑥【国際交流】

 最低気温も15℃前後になりました。日差しは暖かく、朝からジャケットがなくても過ごせるくらいです。

 

 本日の午前中は2グループに分かれての時程となりました。Group AはGLCのCaboolture Campusを訪問し、Group Bが(いつもの)Rothwell CampusでBuddy’s classに参加します。

 

【Group A】
GLC Caboolture Campus
 Rothwell Campusから車で約30分ほど離れたところにあります。30分と言ってもHighwayを使っていますので、距離的にはそれなりにあるかと思います。

 Caboolture Campusに到着すると、日本語クラスの生徒たちが並んでお出迎えをしてくれました。どこへ行っても温かく迎え入れてくれます。
 初めに1対2~3のグループになって自己紹介をし、校舎内を案内してくれました。日本語で一生懸命話す姿を見て、自分たちも拙い英語であろうと、しっかりと伝えようとすることが大切なのだと実感しているようです。

 

 2, 3時限目には8年生(中学2年)の日本語クラスに入りました。きちんと日直さんが授業の始まりの挨拶をしてから授業が始まります。この授業は2本立ての授業内容でした。


・Chopsticks
 最初に寄せ箸、指し箸、かき込み箸など、お箸におけるマナーを学びました。

 鶴ヶ丘生徒がGrace生徒にお箸の使い方のレクチャーをしたのですが、教え方が良かったのか、元々なのか、Graceの生徒たちすごく上手でした。それから実戦形式のゲーム、『お箸でつまんでレースタイム』。


 Japan VS Australiaという、絶対に負けられない戦いも繰り広げられました。鶴ヶ丘の生徒は8人、Graceの生徒は14人だったので、鶴ヶ丘生徒が2回ずつやることで2人分のハンデをTeam Australiaにあげました。しかし、そんなちっぽけなハンデで勝っても大和の血が燃えないという生徒からの強い要望があり、Team Japanは利き手とは逆の手でやることにしました。その結果はもちろん大惨敗。ちょっと見くびりすぎましたね。。。上手にさせ過ぎちゃいましたかね。ごめん、みんな。。。


・Festivals in Japan
 縁日のように色々なゲームが6か所用意され、鶴ヶ丘の生徒はその露天商役をします。ゲームの説明も彼らが行います。縁日で遊ぶためにはお金が必要で、Graceの生徒たちは先生からお金をもらうために、今日まで課題をこなし、テストを乗り越え、先生のお手伝いをして、まさにこの日のために涙ぐましい努力を重ねてお金を稼いできました。

 私たちが訪問するに当たって、こんなにも先生方が先を見据えて準備をして、Graceの生徒も一生懸命に頑張ってくれていたなんて、感謝というか、有難いというか、心がとても温かくなりました。
 各ゲームには別々の金額が設定されており、稼いだお金を使って遊んで、成功すればPrizeのお菓子が貰えました。鶴ヶ丘の生徒も縁日で遊ばせてもらい、楽しい気分で授業を終えました。

 

 Morning Teaの時間もこのクラスの生徒たちが残ってくれて、交流を深めました。Australian FoodのLamingtonとVegemite & Cheese Breadが振るまわれ、とても美味しくいただきました。どちらも学校の売店で作ってくれたようです。

 Vegemiteを食べたことはありますか?正直お味の方は、、、なのですが、このVegemite & Cheeseはまさに絶品でした。Vegemiteへの印象が変わります。

 4, 5時限目は10年生(高校1年)の日本語クラスです。こちらは3人のGraceの生徒でしたので、コミュニケーションを密に取ることができました。この中の2人は、今年のGrace Japan Tourで日本にやって来ます。本校にも遊びに来てくれると思うので、今からその再会の日が楽しみですね。

 授業の後半には、英単語と漢字のSpelling Quizをしました。『水曜日』や『日本語』というごちゃごちゃした漢字も間違えず、しかも上手に書いてしまうことに驚きでした。こちらは”February”や”university”が書けなかったり。。。いや、ただのうっかりミスですよね。

 Lunch Timeには日本語を選択しているGraceの生徒たちがたくさん集まってくれて、準備をしてくれたBeef Pie, Sausage Roll, Sushiなどに、一緒に舌鼓を打ちました。またしても美味しいものと出会い、おなか一杯、心も一杯。

 

 生徒たちはできるだけたくさんコミュニケーションを図ろうと、日本人で一か所にかたまることなく、Graceの生徒たちに入ってきてもらいやすいように、自分たちで間をあけて席を取っていました。偉いですね、そういう所。ほんの些細なことが、大きな違いを生む。とっても大事。おかげで全員が、Graceの生徒に囲まれて、Language Exchangeをしながら食事をすることができました。

 帰りのバスの時間が近づき、別れ際にハグをする者もあり、短い時間の中でも確かに友情が生まれたことを実感させてくれます。コトバを学びには来ていますが、言葉より大切なもが、そこにはあるような気がします。

 後ろ髪を引かれる想いでCaboolture Campusを後にしました。


【Group B】

 Buddy’s classでScience, Chemistry, Physical Educationなどの授業に参加したようです。Group Bは後日、Caboolture Campusを訪問する予定になっています。


6th Period ESL
7th Period ESL
 午後は全員揃ってESL。今日の始めも、昨日したことや食べたものを伝え合い、カードを用いてWh- QuestionsのSpeaking練習をしました。

 

 後半ではHost Familyでの過ごし方に話が移り、Familyの構成、自分の部屋などの紹介となりました。平屋のお家が多いようです。土地が広いです。東京近郊では、考えられない暮らしを経験しています。

 

 生徒たちはBrisbaneでの生活にも慣れてきたのか、Host Familyから、『英語上達してるね!』という嬉しい言葉をかけてもらっているようです。これまでも決して出来なかったのではなく、やれなかった、やる機会がなかったというのが大きいのだと思います。

 

 だからこそ、英語の世界にドップリ浸かれる今を大切にしてください。今ある時間は当たり前のものではない。

 

 その終わりの日というのは、1日1日と、着実に近づいているのだから。

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